牛馬信仰で知られる鳥取県大山町の大山寺で29日、宮崎県の口蹄(こうてい)疫被害で殺処分された家畜の慰霊・畜産復興祈願式が営まれた。平成19年に鳥取県米子市で開催された第9回全国和牛能力共進会では宮崎県が最優秀賞を獲得。流通、繁殖など鳥取県とつながりが深く、復興に向けた激励と畜産の繁栄を願って行った。
JA鳥取県中央会などが主催し、県内の畜産関係者約80人が参列。発起人代表で同中央会の坂根国之会長は「家畜を愛する気持ちは一緒。苦労している仲間を見捨てることはできない。物心両面で支援しよう」とあいさつした。祈願の札は東国原英夫宮崎県知事に届けることにしている。