陳さんのWorld view

▼中国、日本に謝罪と賠償要求（痛いニュース）

「この際だから上下関係をはっきりさせておいてやるアル!」という意図が見え見え。
謝罪と賠償なんてした日にゃ、日本は中国が宗主国であることを認めて、朝貢国となると表明するに等しい。
なんとすばらしき東アジア共同体。
予告しておいていいが、中国はこの段階で絶対に矛を納めない。日本人の常識と異なって、相手が一歩ひいたら二歩出てくるのが中国人である。現状は彼らにとって戦果の拡大をするべき段階なのである。
現地進出企業への嫌がらせや、日本企業の輸出入に対する通関のサポタージュなどをすれば、財界は悲鳴を上げて、経団連所属の大企業から、日本商工会議所所属の中小企業にいたるまで、そしてそれらの労働組合もそろって民主党にさらなる妥協を迫るに決まっているのである。
本来保守支持の財界も労組もそのような態度になることが必定である以上、民主党が中国に毅然とした態度をとることは100%ありえないわけで、自民党の一部と立ち上げれ日本以外のすべての政党が中国よりである以上、状況は完全に向こうの手の内にあるのである。
私は衆院選の前に、今度の選挙の争点は、消えた年金でもなければ税金の無駄でもなければ官僚主導でもない。あと四年米帝のポチでいさせていただくか、中共の属国になりゆくゆくは併合されるかの選択であると書いた。それに対してあちこちでそんな大げさなとか言われたものだが、それ見たことかだ。
二つのビックパワーに挟まれた小国はその力関係に従って運命が決まるのである。
日本は冷戦崩壊後せっかくソ連が崩壊して挟む国の一方がなくなったにもかかわらず、天安門事件後の経済制裁で潰れかけていた中共に天皇を訪問させ、かの国をソ連に代わるビックパワーとして育成してしまったのである。
中共がこのまま内部崩壊の道を歩まない限り、沖縄の運命はチベット自治区。残りもよくて華僑の支配する属国というところである。

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