9月29日、新日本プロレス事務所にて、10月11日両国国技館大会で行なわれるIWGPヘビー級選手権試合の調印式が開かれ、王者・真壁刀義選手と挑戦者・小島聡選手(フリー)が出席した。
■両選手のコメント
小島「IWGPに挑戦することが決まりました。ですが、私の個人的な意見では、挑戦者という気持ちはありません。『G1 CLIMAX』覇者として、IWGPのチャンピオンとダブルタイトルマッチを行なうと思っています」
真壁「お前らマスコミを通して、さんざん言ってきてるじゃねぇかよ。正直言うと、特に言うことはねぇんだよ。俺は根本的にこの野郎が嫌いなだけだ。心底、ムカついているだけだよ。アイドル気取りみてぇに『私のこと、好きになって下さい』みたいなことヌカしてる野郎が、好きになれるかってことだよ。『好きになって下さい』って言うんだったら、俺は好きにやらせてもらう。リング上でテメェらが見たことないような俺のファイト見してやっからよ。引くなよ、お前ら」
■マスコミとの質疑応答
--真壁選手が非常に辛らつな発言をしていることについて、小島選手はどう思いますか?
小島「まあ、リング上にあがれば、そういう言葉とかはあんまり関係ないですし、言葉では正直かないませんので、リング上でキッチリ白黒をつけたいと思っています」
--「先輩とも思ってない」という発言もありましたが、小島選手にとって真壁選手は後輩ですか?
小島「真壁選手が入門したとき、私はちょうど(海外遠征から)凱旋帰国したぐらい。個人的には非常に仲良くしていたと思っていたんですけど……。残念です」

--今の話を聞いて、真壁選手はどう思いますか?
真壁「だって、俺、後輩だぜ。先輩が話しかけてきたら普通に話すだろ。だからといって、そこの感情? 俺が追い込まれてるとき、その部分での対応、そんなもん考えてもねぇ。感じたこともねぇ。だからよ、この場面でそりゃ関係ねぇだろ(苦笑)。昔のことは。俺に関して言わせてもらえば、別に何もねぇってことだよ。感情はそこには何もねぇってことだ」
--真壁選手は「レスラーとしても、生き方も認めない」と発言していましたが?
小島「人それぞれの価値観とか、プロレスラーとしての価値観とか、ありますんで。あまりそのへんは気にしていません。リング上で、いま現在どちらが強いのか? ハッキリさせたいと思います」
--前哨戦で当たった印象は?
小島「非常に力も強いですし、力も強いですし、勢いもありますし、素晴らしいと思いました」
真壁「印象なんか何もねぇだろ。俺は田中(将斗)と一戦があるわけだよ。田中が俺を倒しにきてんだろ。そいつに気取られてるのに、ほかのヤツなんか見えるかよ。だから、さっき(小島は)言ったろ? 『口でかなわねぇ』って言われたろ? (そう言う小島が)リング上でかなうのかって、かなわねぇよ(苦笑)。試合やる前から、コメントも『かなわねぇ』とかヌカしてんだったらよ、こんなトコ来なきゃいいだろ。そんな勇気もねぇようなヤツ、聞くことも何もねぇ」
--そういった過激な発言をしている以上、真壁選手としては絶対に負けられないと思いますが?
真壁「なあ? 一つだけ言っといてやるよ。負けるかどうか!? 俺がこんな女みてぇなフニャ○ン野郎に負けるわけねぇだろ、この野郎! このゴマすってる野郎をよ、ゴマ風船みたいなモンだよな? この野郎が飛んでるんだろ? 俺が打ち落として、コイツのゴマすりからのゴマをよ、ゴマシャワーを、テメェらに降り注いでやっからよ。楽しみに待ってろって」

--小島選手は、真壁選手の“ゴマすり”発言について、どう思いますか?
小島「そうですね。私、サラリーマン出身ですから、ゴマすりというか、目上の方を立てるのは当然だと思ってますし。まあ、もしかしたら、それが行き過ぎて見えたのかもしれませんけど、個人的には普通の社会人としての対応を、していただけなんですけども」
--じゃあ、ゴマをすっていたわけではない?
小島「もしかしたら、すっていたかもしれないですけどね。わかんないです」
--そのほか、真壁選手は「いい試合をしようと思ってない」などと発言していますが?
小島「今回は勝つことということが非常に重要な部分だと思っていますから、やはり勝ちを狙うことは自分の中でも最優先にしたいと思っています。ただ、自分のこだわりとしては『すごかった』とか『いい試合だった』とか言われるような試合にしたいなとは思いますね」
--真壁選手は、あくまでも叩き潰す試合をする?
真壁「俺がここまでストレス溜まってんだ。そこまでするに決まってんだろ、この野郎。あと一つだけ言っといてやるよ。プロレスって非日常だよな? 『上を立てる』とかよ、くだらねぇことヌカすんじゃねぇよ。(小島に向かい)テメェ、ホントにプロレスラーかよ、この野郎」
――ここで質疑応答が終わり、両者は調印書にサインを入れ、マスコミ用の記念撮影に対応。ところが、「もうちょと寄って下さい」というカメラマンの要求を真壁選手が拒否。「もう、寄らなくてもいいだろ? ゴマすりがうつっちまうよ。こんなゴマすり野郎と試合やると思うとゾッとするぜ」と、またもや過激発言。
そして、さらに真壁選手が「何もねぇのか? 言う勇気もねぇのか、この野郎」と挑発すると、ついに小島選手の怒りが大爆発! それまでの口調とは豹変した激しい口調で反撃を開始し、会見場が騒然となる――。
小島「さっきからテメェ、いい加減にしろよ、コラ」
真壁「お、何だ? やるか?」
小島「何だ、テメェ、コラ! おとなしくしてりゃいい気になりやがって、コラ、オイ!」
真壁「ハハハ! おもしれぇ、やるか、オイ?」
小島「やんのか、じゃあ、コラ!! テメェ、調子にのりやがって、コラ!!」
真壁「お前に言ってんだ、この野郎!!」
小島「何言ってんだ、バカ野郎、テメェ!! 何だ、やんのか、コラ!! いま!? ナメんなよ、お前! いつもいつもこの野郎! 口ばっかで、コラ!」
真壁「オイ、腰抜け! やるか、お前、オイ! 腰抜け野郎」
小島「その勇気もねぇくせに、コラ! ふざけんじゃねぇ」
真壁「ハハハ! オメェに言ってやる。いつでもやってやるぞ、この野郎! 路上でやるか? 路上でもいいぞ、この野郎!」
小島「ふざけんじゃねぇよ、この野郎」
真壁「へっ! 首あらって待ってろ、バカが!」
――立会人の小林氏が必死で止めに入り、なんとか事なきをえたものの、これで両選手の関係はますます最悪なものに。10/11両国のIWGP戦が、史上最悪のケンカマッチになる可能性も出てきた……。
★囲み会見でも小島がブチギレ! 真壁は「サラリーマンの世界に行け!」と追い討ち!! ■10/11(月・祝) 東京・両国国技館 17:00試合開始
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【写真:山本正二】