野球:斗山VSロッテ、準プレーオフを制するのは?(下)

斗山は守備、ロッテは打撃が強み

 「ロッテは眼中にない。プレーオフ、韓国シリーズを見据えている」(斗山主将・孫時憲)

 「今年は脇役ではない。攻撃野球で韓国シリーズまで行く」(ロッテ主将・チョ・ソンファン)

 両チームの主将は一歩も譲らなかった。28日のメディアデーでの会見で、二人とも「うちのチームが勝つ」と豪語した。では、その根拠は何だろうか。

 孫時憲は斗山が勝利する最大の理由として、「守備力」を挙げた。今季斗山の失策は91個と、全球団平均の89.6個よりも多い。だがロッテは、リーグトップの102個の失策を記録している。孫時憲は「点差が均衡する短期戦では、失策で勝負が決まる。ロッテは今年も失策がネックになるだろう」と話した。

 ロッテは昨年、準プレーオフで第1戦に勝利したが、八つの失策を犯し、その後3連敗した。一方、斗山は失策が一つもなかった。孫時憲は「大きな試合の経験が多い斗山は、今回もロッテより落ち着いたプレーを見せるはず」と語った。

 一方チョ・ソンファンは、ロッテが斗山を圧倒すると強調した。今季ロッテは、打率、本塁打数、得点でリーグトップだったのだから、うなずける。

 チョ・ソンファンは「持ち味の攻撃力で、守備の弱点をカバーすることができる。1点を与えたら2点を取ればいい、という心意気で臨む」と語った。

 さらに「危機感」も大きな武器になると断言した。ロッテはここ2年間、準プレーオフで苦杯をなめている。チョ・ソンファンは「今度負けたらファンに申し訳が立たない、という危機感を選手全員が持っている」と話した。

高錫泰(コ・ソクテ)記者

チョン・セヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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