Facebook日本攻略へ 実名主義で「地に足付けてやっていく」
ITmedia News 9月29日(水)11時13分配信
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日本法人の代表、児玉さん |
Facabookは2004年に米国でスタートし、月間のアクティブユーザーが5億人という世界最大のSNS。ユーザーは18〜24歳が30%、25〜34歳が28%、35歳以上が28%となっており、現在は35歳以上のユーザーが伸びているという。
実名での利用を推奨しており、リアルの友人同士の交流の場と位置付けている。日記や写真など毎月300億件以上のコンテンツがユーザー間で共有されているという。APIを公開し、外部開発者が自由にアプリを開発・提供できる仕組みも特徴の1つ。現在は15万以上のアプリが公開されている。
70カ国語で展開しており、日本語版は08年にスタートした。日本法人は東京・原宿にオフィスを構え、児玉さんが代表に就任。「日本で地に足を付けてやっていく」と話す。
9月には、Facebookで位置情報を共有できるサービスを、米国に次いで2カ国目に日本で利用できるようにするなど、機能面でも日本語版を強化。近日中に、新たな機能追加を行う予定だ。開発者は米国オフィスから派遣されているという。
オープン化戦略を本格化したmixiなど、国内SNSはFacebookと同じ方向に大きく舵を切っているが、「ほかのサービスを追い抜くことに注力していくのではなく、利用者に求めてられている、日本ユーザーに適したサービスを展開していきたい」と、ライバルの動向は気にしない考えだ。
日本でも実名での交流を推奨していく。「日本は特殊な状況だと分かっているが、そこ(実名推奨)は変わらない」。日本でのユーザー拡大に向けては、Facebookを使っているユーザーから友人へと口コミで広めていく方法が「鉄板」だが、「必要に応じてプロモーションもやっていくかもしれない」という。
Facebookの使い方も、徐々に浸透させていく。「Facebookは、単純に近況をアップするだけでなく、グループを設定して共有したりと、さまざまな使い方があることが日本でまだ浸透していないので、まずはそれを知ってもらいたい」
最終更新:9月29日(水)11時13分