IBD(炎症性腸疾患)
☆IBDの超音波所見☆
・軽度から中等度の消化管壁肥厚
・複数から全ての消化管に変化あり
・同一症例でも部位によって重症度が違う
・具体的には・・・
・粘膜、粘膜下組織を中心とした軽度~中等度の消化管壁肥厚
・筋層に及ぶこともある
・粘膜内に点状の高エコー病変がみられる(画像1)
・猫の慢性IBDでは筋層の肥厚がみられやすい(画像2)
・異物による機械的イレウス、腫瘍でも筋層は肥厚する(画像3)
・重度のIBDでは・・・
→浮腫、出血、線維化によって壁が重度に障害を受ける
→腫瘍との鑑別が難しくなる(画像4)
参考文献:Atras of Small Animal Ultrasonography