高木マニア堂

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270:わが家に「新幹線ゲーム」がやってきた!

ノンセクション2010年09月28日 10:21 | フォルダ : 

関連キーワード :おバカゲーム

     <2010年7月=東スポ携帯サイトより>

 わが家に待望の「新幹線ゲーム」がやって来た。私にとって約30年越しの悲願だ。

 と言っても、昭和50年代に駄菓子屋の店頭で人気を集めていた本物ではない。先月末、バンダイから発売された「新幹線ゲーム」をモチーフとした、貯金箱としてのゲームだ。サイズもかなり小さい。定価2980円也。

 今やコンピュータゲーム全盛。町の駄菓子屋、プラモデル屋、デパート屋上、場末のドライブインetc、かつて「新幹線ゲーム」が設置されていたような場所は、すっかり駆逐されてしまった。

 そんな今、ただ10円玉をレバーで弾き、東京を出発して博多駅まで運ぶだけの単純なゲームに、なぜ熱くなってしまうのか?

 それは少年時代、このゲームに煮え湯を飲まされ続けてきたことに対するリベンジなのかも。

 たかが10円、されど10円、ついでに泣くな十円…。私は40歳を過ぎた今でも}「○△選手、年俸3億円でサイン」なんてニュースを耳にすると、「ってことは○△選手は年間3000万回も新幹線ゲームで遊べるってことか…」と計算してしまうほどだ。脳内に10円を単位とした何かが今もこびりついている。

 新幹線ゲームが駄菓子屋ゲームのエースに君臨。コンピュータゲームも存在はしていたが、まだまだ内容は単純にして単調。実際にコインやパチンコ玉などを弾いて遊ぶ、アナログ系ゲームの面白さには勝てなかった。

 その後「ブロックくずし」「インベーダーゲーム」など面白いコンピュータゲームが登場し、徐々にゲーム市場を独占。昭和58年のファミコン登場とともに、ゲーム界はコンピュータゲーム全盛時代を迎える。

 かつて100円も払って遊んでいたブロックくずしやインベーダーゲーム、平安京エイリアンやテトリスなどは、ブームから5~10年も経たないうちに、家庭にいながら、しかも無料で遊べるようになった。だが、より装置も単純な新幹線ゲームが家庭で楽しめるようになるには、2010年まで待たなければならなかったのである。

 で、実際に大型貯金箱に変身した21世紀の新幹線ゲームは、本家同様になかなか博多まで到達させてはくれない。

 一時は〝粗大ゴミ〟と化していた数々の駄菓子屋系ゲームに光を当てた功労者である「駄菓子屋ゲーム博物館」(東京・板橋区)の岸昭仁館長が、自ら監修にあたっているだけあり、レバーの弾き具合、難易度など細部にわたって見事に再現されている。

 無事、博多まで到達すると、貯金箱を開けられる「あたり券」が出てくるカラクリ。いくら10円玉を消費しても、自分の手で取り出すことが可能なため、往時の緊張感、無駄遣いによる背徳感までは再現できないところがツボだ。

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