ボクシングのWBC世界バンタム級前王者の長谷川穂積(29)=真正=と、WBC世界フェザー級前王者の粟生隆寛(26)=帝拳=が、11月26日に名古屋市ガイシプラザで、ダブル世界戦を行うことが27日、名古屋市内で発表された。WBCフェザー級2位で、名古屋では自身初の試合となる長谷川は、同級1位ファン・カルロス・ブルゴス(22)=メキシコ=との王座決定戦に臨み、WBC・Sフェザー級2位の粟生は、同級王者ビタリ・タイベルト(28)=ドイツ=に挑戦。名古屋でのダブル世界戦は初めてで、日本選手が同じ日に2階級制覇に挑むのも日本初となる。
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“ムキムキ”粟生が2階級制覇を果たす。8月末に長谷川とともに千葉県内で合宿を行い、体幹トレーニングを実施。現在もジムワークで継続し、「徐々にSフェザー級の体になってきた」と手応えを感じている。昨年68、69キロあった体重が、約66キロになったことを明かし、「筋肉が増えて代謝が良くなった」と胸を張った。「誰もが納得する勝ち方で、長谷川さんとともに2階級制覇したい」と力を込めた。
(2010年9月27日)