【ニューヨーク=黒瀬悦成】オバマ米大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN)10か国の首脳らは24日、ニューヨークで会議を開き、南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島をめぐる中国とASEAN加盟国の間の領有権問題を念頭に、「紛争の平和的解決」の重要性などを強調した共同声明を採択し閉幕した。
声明は、国際海洋法に基づいた「地域の平和と安定、海洋安全保障、航行の自由」の重要性を確認し、南シナ海で軍事活動を活発化させている中国を間接的にけん制した。
ただ、声明原案では、具体的な係争地域として「南シナ海」を明記していたが、この部分は削除された。ASEANが、中国を刺激することを懸念したためと見られる。
声明は、国際海洋法に基づいた「地域の平和と安定、海洋安全保障、航行の自由」の重要性を確認し、南シナ海で軍事活動を活発化させている中国を間接的にけん制した。
ただ、声明原案では、具体的な係争地域として「南シナ海」を明記していたが、この部分は削除された。ASEANが、中国を刺激することを懸念したためと見られる。