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人気回復へ…力士のバラエティー出演“解禁”
日本相撲協会が野球賭博問題などで自粛していた力士、親方らのバラエティー番組やイベントへの出演を解禁することになった。賭博問題が一段落し、正常開催となった秋場所も無事に終了したこともあり、年内自粛の方針を変更して“規制緩和”に踏み切った。秋場所では例年より入場者が大幅に減少するなど人気低下が深刻なだけに、メディアへの露出を増やすことで現状打破を狙う。
相撲協会は力士、親方らのバラエティー番組やイベント出演については、6月に野球賭博問題が発覚して以降、すべての依頼、申請を却下してきた。世間に与えるイメージに配慮しただけでなく「イベントなどに出て、たまたま反社会的勢力の人と写真に写ってしまうケースもある」(広報部)などのリスク回避の意味もあって、土俵以外のPR活動に関しては年内自粛の方針を打ち出していた。だが、正常開催となった秋場所を無事に終えたことで、相撲協会は方針を転換。「謹慎力士の処分も下し、警察の捜査も落ち着くなど騒動が沈静化してきた」(広報部)として、早くもバラエティー番組などへの出演を解禁することを決めた。
もちろん、バラエティー解禁の背景には人気低下にあえぐ相撲界の苦しい現状があるのも確か。秋場所は白鵬の連勝記録が話題を集めたものの、入場者数は激減した。15日間の残券は、昨年秋場所の倍以上の4万8438枚。さらにNHKの午後5時台の視聴率(ビデオリサーチ調べ)も10%超えがわずかに2日間(昨年13日)と散々な結果に終わるなど、ファンの相撲離れが深刻化している。こうした経緯もあり「テレビ番組などに、どんどん出てPRした方がいいのでは」という協会内の一部の声を無視できなくなった。
協会広報部によると、既に白鵬には4、5本のテレビ番組出演の依頼があるという。ただ、相撲協会側は「(番組内容を)審査して大丈夫と判断したものは認可します。地位と内容のバランスを勘案します。横綱、大関の場合はより厳しくなります」(広報部)と一定の縛りはかける方針。相撲協会の改革を目指す「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」が広報体制の強化を提言するなか、バラエティー解禁が人気回復の起爆剤となるかどうか。
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