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「日本の翼、さようなら」最後のブラジル便

 会社更生手続き中の日本航空のブラジル・サンパウロ-成田線が27日のサンパウロ出発便を最後に廃止され、同日夜、グアルリョス国際空港でお別れ式が行われた。

 1978年に定期便が就航した同路線は日本の航空会社では最長距離の路線。海外最大の日系人社会を擁するブラジルと祖国を結ぶ空の「懸け橋」だけに「日本の翼、さようなら」と別れを惜しむ声が上がった。

 同路線を頻繁に利用してきたという日系1世の女性(63=リオデジャネイロ在住)は「私の人生にはいつも鶴の翼があった。残念です」と話した。女性は15歳の時、長崎県から一家で移民船でブラジルに農業移住。家族は日本に戻ったが、自身はこの地にとどまり家庭も持った。

 移住から約30年後の92年、日航で初めて里帰りした。2年前に父が病死した際も日航で帰国。「機内に入った瞬間に祖国日本があった。わが家にいるのと同じ安心感だった」と語った。早期の復活を望んでいるという。

 お別れ式に先立つ27日午後には、同路線を飛ぶボーイング747の50分の1の大きさの模型が日航側からサンパウロのブラジル日本移民史料館に寄贈された。(共同)

 [2010年9月28日10時38分]


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