三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は自治体システムをどこまで複製したか?
三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)と自治体システムについて(この記事の関連の前記事)
上のリンク先の記事は2010/09/21に書いていますが、この時点で急速に証拠隠滅と思われる各地のMELIL/CSを導入した各地の自治体、図書館でのWebから見える改変が行われました。
自治体は認識していたのでしょうか?
これはWebのこの記事からの問いかけだけでは無く、実際、自治体様にも電話で連絡し、該当する他自治体のページとしか考えられないページやコンテンツを確認も電話中にブラウザで見て頂くなりして一緒に確認もしました。
しかし、大して問題にもして無いようです、今日現在。
良いのでしょうか?
他の自治体のシステムを複製したと言い切っても良いような状況であって、それをどこまでどういう手段で複製して、その自治体の許可無く使って良いものなのでしょうか?
また自自治体のシステムの複製が他自治体で使われていることが強く疑われる以上の状況でそれは問題にならないのでしょうか?
システム等の中にある情報がどこまでの範囲でどうやって複製され、それをどうやって使っているのか?
確認や了承を各自治体自身、また相互の自治体間で確認は要らないのでしょうか?
地域住民及び図書館利用が可能な周辺地域の方々の情報は守られているのでしょうか?
再掲しておきます。
合成画像ではありません。
数日前の豊前市の図書館に存在していたページです。
URLは豊前市
大きな絵文字は篠栗町
そして住所はえびの市
他の図書館でも多数このような他自治体に納品してあるものが複製されたことがわかるページが多数存在していました。
これは豊前市の図書館のURLですから、豊前市の情報として存在したのです。
しかし、疑われるのは篠栗町とえびの市の図書館の情報を複製して使っていることが疑われます。
順番は今時点で私にはわかりませんが、豊前市の前に篠栗町とえびの市に図書館システムであるMELIL/CS含め、単独かもしれませんが、公共システムとして納品&稼働を始めたのでは無いかと考えられます。
順番はえびの市と篠栗町が逆かもしれませんが、行われたことは順番が問題では無いはずです。
複製されたことが強く疑われることが問題なのです。
現状はWebから見える部分は証拠が消えたような状況になっています。
中を見ることが出来ません。まあ当たり前です。色々見られては拙い情報があって不思議では無いしMELIL/CSは暗号化処理を行っていたりするシステムでもあります。
暗号化処理に関わる情報も当然処理されるコンピュータやシステムの中に存在しないと暗号化も復号化もできません。
そういった内部にある情報は見えないので表面に見せている情報、例えばWebのブラウザに見える情報だけを公開しているのです。
その公開されていた情報が他自治体の複製を強く疑わせる状況だったので、内部の本来は見えない他自治体の情報をどこまで複製していたとか使っているとか言うことはそもそも不明だったのです。
それを各自治体が無確認で放置でそのような複製を他自治体で稼働させるのを了承してるんですか?
と言うことです。
これまで伏せてきた書こうと思っていたことがあります。対応しないようなので書きます。
Anonymous FTPで公開されていたGlobal.asaが示すもの 岡崎図書館事件(6)
FTPがanonymousで公開されていた…と書いてもピンとこない方への説明はこの記事では端折ります。
この件で新聞にも取り上げられました。
もうこのページも図書館サイトにはありません。魚拓と呼ばれるサイトにWebに見える部分だけの表示情報を複製するサービスを使ったものです。
三菱電機インフォメーションシステムズが行ったと考えられるような中身までごっそりと複製出来るようなものではありません。ブラウザでメニューのファイル→名前を付けて保存程度のことをネットサービスの上で行うようなものです。
表面的なだけですが大勢が客観的に情報を共有出来るものと考えられます。
まあ説明は簡単にして…
携帯等から見えるのかな?
まぁ引用しておきます。
■8月24日付朝日新聞報道について
このたび朝日新聞により、図書館の資料検索等のホームページにおいて、一時、中身を改ざんできる状態になっていたとの報道がされました。
資料検索システムをご利用の皆様には、大変ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。
原因は、保守作業中にパスワードの設定を外していたことでした。
確認の結果、改ざんなどの履歴はございません。また、現在はパスワード設定を行っております。
なお、当ホームページ内には元々個人情報のデータは含まれておりませんので、個人情報の流出はありません。
検索システム内には、図書館の蔵書や、貸出状況などが確認できるデータがあります。
今後も皆様のご利用をお待ちしております。
■篠栗町立図書館
以上引用終了
このページ情報がいつ掲載されたかまでは定かではありませんが、2010/08/24以降であることは確実でしょうし別の情報からすると2010/08/30時点では既に存在します。
2010/08/24に報道され2010/08/30日には、もう問題無し、と報告されています。
まず、いつ気付いて、どんな調査をし、どんな確認をして、それでも問題無し、と公表したかの情報が全くありません。
篠栗は豊前市に複製をされた方でシステムの中身を確認しても何も問題なかった?
のでしょうか?
以下のいくつかの画面のスナップショットをご覧下さい。全てをスナップショットのままで掲載すると総画像サイズでページ表示が重くなると思いますので何枚かは重要な部分だけを加工した画像にしますが、基本的に重要な部分を加工するのではなく、単に表示上無駄なところを少なくしたいための加工です。ご了承ください。捏造ではありません。
これらの多くは2010/09/16時点で採取したスナップショットです。
画像が多い記事で見る環境によったら苦痛かもしれません、申し訳ない。もう一枚画像を…
順番は定かではありません。この複製の順番をもっと細かく調べようとしてる方もいらっしゃいます。問題は順番ではありません。
詳細に複製の過程や順番を突き止めることを無駄と言ってるわけではありません。それらを突きつけることで三菱電機インフォメーションシステムズの行っていたことがより正確に突き止められることであれば頑張って欲しいと思っています。既に外部から集められる証拠の多くを隠滅させられている現時点では、かなりの根気と詳細な判断能力、調査が必要とされると思います。大変な作業です。
傍証的にWebから確認出来る情報から少なくてもこれらの自治体のシステムが何らか、どれくらいかのシステムデータ、情報的に複製されていることが強く疑われます。
私は断定して良い状況だと思ってます。既に証拠の多くは消されたでしょうから、今から確認するのは難しいです。
それらを前提に…
2010/08/24 FTP anonymous状況であったと新聞報道
2010/08/30 この時点では既に篠栗図書館には問題なしの情報公開
2010/09/14 この時点でも問題なしの情報公開
2010/09/16 他自治体及び自自治体システムの複製を強く疑える情報やファイルがシステム内に存在
2010/09/14以降、いつか定かではありませんが、問題なしの掲載は更新されて見えません
何を調べて問題なしとしたのでしょうか?
新聞報道より先に調査を開始していたのか?、出来ていたのか?
色々謎や不明はありますが、あまりに自治体の無頓着ぶりと業者の言うことをそのまま公表するように見える状況はどんなものなのでしょうか?
FTP公開の間に少なくても一人以上のFTP閲覧者がシステムを構成するファイルのダウンロードを行っていることは、ほぼ事実です。
また公開されているファイルをダウンロードすることは違法でも何でもありません。
しかし、ダウンロードされたことをシステムに取って、自治体にとって、無問題としていることの認識はどのような理由によるのでしょうか?
私が確認した範囲では、自治体の総務の方は、ダウンロードされていること自体を認識していませんでした。
図書館の責任者とそのことについて確認したかったのですが、連絡をいただけていません。
岡崎市立中央図書館同様、無視を決め込んでるのかもしれません。
この複製の問題は、篠栗町や豊前市だけの問題では無いと考えています。
藤枝市も相模原市も鎌倉市もえびの市も、またそれら自治体の周辺地域も図書館利用を出来るところがあるはずで、それらの地域にお住まいの方々に取っても、情報の扱いについて、それぞれの自治体との確認や説明があっても全く不思議では無い状況だと考えています。
あまりに情報に対しての認識や扱いが杜撰や無関心な自治体をどう思いますか?
それら自治体が扱う公共システムに自分の情報を預けたいですか?、登録されたいですか?
三菱電機インフォメーションシステムズのMELIL/CSのWebサービスから垣間見えた情報管理の状況を見てどう思いますか?
私が見た範囲以外の自治体システムでも複製を疑うレベルのことを把握している方もいらっしゃいます。
それに三菱電機インフォメーションシステムズはCMMIのレベル5認定を公共システムに関して取得していたのです。
ISO9001やISMSも取得や認定を受けてもいるようです。
これらの詳細は現時点では私は詳しく認識は出来ていませんが、それらの認定等を元に自治体にシステムを売り込んでいると考えて間違い無いでしょう。
しかし、現実、実態はどうなんでしょうか?
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