道立紋別病院の運営移管をめぐり、高橋はるみ知事は27日、紋別市の宮川良一市長ら5市町村の首長と移管についての覚書を締結した。来年4月の移管を目指し、今後手続きが進められる。
覚書の締結で高橋知事は「(来年)4月の円滑な再スタートに向けしっかり取り組んでいく」と表明。宮川市長は「受け継ぐ責任の重さを痛感し、身が引き締まる思い」と応じた。
覚書には、道と5市町村の3月の大筋合意に基づき、道が病院の施設整備費や運営の赤字補てん費として98億円を支援することや、常勤医師14人の確保は道が責任を持って行うことなどが盛り込まれた。【堀井恵里子】
毎日新聞 2010年9月28日 地方版