HISTORY

WRANGLER

BLUE BELL誕生、WRANGLERの行方

 

  • 1904年チャールズ・C・ハドソンがアメリカ南部グリーンズポロにワークウエア製造会社
          ブルーベル・オーバーオール・カンパニー設立。
    1919年には自社工場を作り社名をブルーベル・オーバーオールへ変更。 以後事業拡大
          していく中でラングラーの商標を持つケーシー・ジョーンズ社を買収。
    1945年第二次世界大戦後の、日本の厚木基地に降り立ったマッカーサー元師がその時
          着ていたのは、ブルーベル社製のチノであった。
    1946年 ブルーベル社はジーンズの開発に取り組みラングラーブランドのジーンズが作ら
          れるようになる。 ラングラーの一番画期的な出来事は当時のワークウエア業界に
          ハリウッドのデザイナーの ベンジャミン・リヒテンシュタインを起用したことである。
    1947年リヒテンシュタインが世に送り出した名作が11MW誕生。
    1947年頃からロデオ大会のスポンサーを手がける。 翌年には11MWの改良モデルとし
          てフロントジッパーの11MWZを発表。
    1950年頃Gジャン11MJが111MJにネーム変更。
    1940年代〜1950年代布タグなどの縫い付けられたブルーベルマークは縦ベルだったが、
    1960年代に近づくにつれ左にベルを傾けるようになる。
    1956年ラングラー初のフロントジッパータイプのGジャン11MJZ誕生。
    1952年ラングラーウエスタンシャツの大名品27MW誕生。
    1950年代後半ラングラー初のホワイトサテンジーンズ66MWZ誕生。
    1960年PRCA(全米プロ・ロデオ・カウボーイ協会)と独占契約を結ぶ。
    1960年後半には防縮加工技術「サンフォライズ・ファブリックを開発しこれにブロークンデニム
          を採用した。その後品番も13MWZに変更。デニムのオンスも名前のとうり、
          11oz.から13oz.に変更し強度を高める。ブロークンデニムを始め出っ張りのない
          スクラッチレスリベット塩化ビニールのヒップラベル等などが特徴。
    1963年111MJから124MJに生産ラインを変更。
    1971年以降124MJにブロークンデニムを採用。
    1971年10月4日ヴァンジャケット(VAN?)40%、三菱商事30%東洋紡績30%出資の
          株式会社として「ラングラー・ジャパン」設立。
    1975年USラングラーがPRCA(全米プロロデオ・カウボーイ協会)認定のジーンズとなる。
    1986年アメリカの大手「VFコーポレーション」が、BLUE BELL社を買収。
    1999年日本では「ラングラー・ジャパン」が「VFジャパン」に社名変更。
    2000年11月17日「VFジャパン」が経営不振と思われる理由により、解散発表。
    2000年
    12月27日「VFジャパン」解散...。


  • 「Wrangler」の商品権利(ブランドの管理、及び販売)は、
    EDWINグループのLEEジャパンに渡り現在にいたるが、
    Wranglerブランドの魂が燃え尽きることはない...。   

    2002年あまり派手な動きは無いが、今後の動きに期待が掛かる。

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MAVERICK

MAVERICKの起源と仮説

記録に残っているMAVERICKは正式的に言うと1964年からであるが、
1940年代のものと思われるタグが発見されていることから、
WRANGLER起源の1947年以前、既にMAVERICKは存在していたらしい...。
MAVERICKブランドの起源は、不完全でどの様な経緯でブランドがスタートしたかについては
論理的説明が出来てないとのこと。
タグ、広告、チケット等のコレクションにて1940年代、1950年代(初期残存分)と1957年と
記載のスクラップブックには、MAVERICKと入っていたようです。
ただ、BLUE BELL社が自社の関係資料に日付などの記入する習慣が当時には無く、
誰がいつスクラップブックなどを編集したのかは不明とのこと。
今現在Wrangler資料室で確認できるのは1964年のBLUE BELL年次報告書にて示されるとうり
1964年からのスタートが妥当だと言える。


そこで、面白いことにラングラー・ジャパン所属のアーカイブ発掘プロジェクトチームはある仮説を立てた。


1.MAVERICKの起源は40年代以前で、記録に残っている正式スタート年度とされている1964年は、
MAVERICKの再スタートと考える。

2.MAVERICKはBLUE BELLがWranglerに本腰を入れる前にウエスタンラインを持っていた。
Wranglerがスタートした1947年後も販路を変えて微妙に存在し、同じラインの商品を世に提供して
いったと考える。

とにかく不明点の多いブランドである...。

 

 

※上記記載の年代には若干のズレがあるかもしれません。御了承ください。

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