 |
2010年9月27日(月) 19:30 |
|
 |
男木島で鉄工所など4棟全焼
26日夜、高松市の男木島で鉄工所など4棟が全焼し男性1人が死亡しました。 男木島は、瀬戸内国際芸術祭の会場になっていて、作品の一つが燃えました。 離島の男木島には消防団だけで消防署がないことが、燃え広がった理由の一つとみられています。
26日午後7時ごろ、男木島の港近くにある植田鉄工所から火が出ているとフェリーの乗務員から通報がありました。 島の消防団などが消火にあたり、火はおよそ4時間半後に消し止められました。 この火事で木造2階建ての鉄工所など4棟およそ860平方メートルが全焼したほか、芸術祭の作品が焼けました。 また、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。 遺体は鉄工所に1人で住んでいた植田一郎さん(90歳)とみられていて、警察が身元を確認しています。 男木島には消防団員15人がいますが、消防署はありません。 今回の火事では、高松市消防局の消防隊員が船で到着し、放水を始めたのは出火から50分後でした。 その間、消防団員が初期消火にあたりましたが、火の回りが早く燃え広がったものとみられています。 また、この火事で瀬戸内国際芸術祭の展示場の一つ、旧公民館が全焼し、中にあった日系ブラジル人作家・大岩オスカールさんの作品「大岩島」も燃えてしまいました。 香川県の高木副知事も現地を視察に訪れました。 芸術祭の実行委員会では、男木島でのほかの作品の公開を27日は中止しましたが、28日から再開するということです。
|
|