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【プロ野球】

青木 史上初2度目の200安打

2010年9月27日 紙面から

◇ヤクルト3−1中日

 豪快に決めた。ヤクルトの青木が05年に続く日本プロ野球初の2度目の200安打を達成した。1回裏、中日の中田賢の3球目を振り切ると、打球は右翼席へ。ダイヤモンドを1周した青木はヘルメットをとり、頭を下げ大歓声に応えた。

 「シーズン前からの目標の1つでもあったので、神宮で達成できたことはうれしい。でも残り試合もあるし、イチローさんの210本という記録もあるので超えていきたい」と青木。200本は通過点。残り8試合で10本は十分可能なだけにすぐにイチロー超えを次なる目標に定めた。その訳はイチロー本人からのメール。「イチローさんにお祝いのメールを送ったら、“210を超えてくれ”と返信があったんです」とあこがれの存在に励まされ、新たな意欲を燃やした。

 ネット裏では、昨オフに結婚した元テレビ東京アナウンサーの(旧姓大竹)佐知夫人(27)が見届けた。「主人は毎日、家でも野球のことを考えていましたので、神様が達成させてくれたんだと思います。みなさんに感謝したい」と感激の面持ち。「こういう瞬間を一緒に過ごしたいと思って主人は私に『仕事をやめてくれ』といったのでしょうね。九州男児ですから直接『球場にきてくれ』とは言いませんが…」と喜びをかみしめた。

 結婚して初のシーズン。夫人の手料理で好コンディションを維持してきた青木。愛妻の目の前で、日本プロ野球ではイチローも達成していない2度目の200という金字塔を打ち立てた。(後藤慎一)

 

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