自民「影の内閣」本格始動　街頭演説で菅首相批判

　自民党の「影の内閣」（シャドーキャビネット）が２６日、本格始動した。「首相」にあたる谷垣禎一総裁（６５）や「閣僚」が、党三役とともに東京・有楽町駅前で街頭演説。中国漁船衝突事件を巡る、菅政権の対応を猛批判した。

　「総理～」の声援を受けてマイクを握った谷垣氏は「日本は圧力をかければ屈する国だという情けないメッセージを出した」と憤然。「政治主導が聞いて笑わせる」とあきれ、民主党を「寄せ集めの烏合（うごう）の衆」とした。小池百合子総務会長（５８）は事件を「当たり屋につけ込まれた」と表現。「私ならもっとうまくやれた」旨の発言をした鳩山由紀夫前首相（６３）に「心おきなく（議員を）やめて」と要求した。顔ぶれの地味さは否めず、途中で雨も降り始めたが、聴衆１０００人（主催者発表）で、それなりに盛り上がった。

　またこの日、石原伸晃幹事長（５３）はＮＨＫの番組で、那覇地検が中国漁船衝突事件の船長を釈放したことに関し、１０月１日召集の臨時国会で検察当局の証人喚問を求める考えを表明した。

（2010年9月27日06時02分  スポーツ報知）

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