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Twitter Send 2010/08/01 16:39 KST
子どもへの性暴力犯罪増加率、先進国よりはるかに高く


【ソウル1日聯合ニュース】韓国の子どもに対する性暴力犯罪の増加率が、先進国よりはるかに高いことがわかった。

 女性家族部が韓国刑事政策研究院に依頼して調査した結果によると、2008年ベースの児童10万人に対する性暴力犯罪の発生件数は、韓国が16.9件で、ドイツ(115.2)や英国(101.5)、米国(59.4)よりは少なかったものの、日本(6.8)よりは多かった。

 ただ、韓国は2005年ベースでは10.0件で、この間に69.0%増加。日本(29.2%減)、英国(14.8%減)、ドイツ(9.6%減)、米国(2.9%増)と比べ、増加率がはるかに高い。

 また、2008年における全体の性暴力犯罪発生件数は、韓国が10万人当たり33.4件と、日本(6.8)や米国(29.3)より多く、英国(74.9)、ドイツ(69.1)よりは少なかった。しかし、同様に2005年から2008年にかけ、韓国は18.0%増と、日本(20.0%減)、英国(15.1%減)、米国(7.9%減)より状況が大きく悪化した。これは、韓国では以前は通報されなかったり容疑者の身元把握不能などで統計に反映されない犯罪の比率が比較的高かったが、次第に通報率が上昇しているためと分析される。

 実際に、「被害調査による性暴力犯罪発生実態」(2007年)で把握された韓国の人口1000人当たりの被害件数は46.7件と、公式犯罪統計の168倍に達した。

japanese@yna.co.kr