埼玉県富士見市の駐車場で、東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん(当時41歳)が殺害された事件で、さいたま地裁(大熊一之裁判長)は3日、殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(35)の第1回公判前整理手続きを9月14日に開くと発表した。
起訴状によると、木嶋被告は架空の結婚話を持ち掛けて大出さんからだまし取った現金約470万円の返済を免れることを計画。09年8月5日夜、大出さんに睡眠薬を飲ませ昏睡(こんすい)状態に陥らせ、レンタカー内で練炭自殺に見せかけて一酸化炭素中毒死させたとしている。【平川昌範】
毎日新聞 2010年9月3日 20時47分