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石原伸晃氏 岡田氏に罵声「外交音痴!」

 沖縄県尖閣諸島周辺の巡視船と中国漁船が衝突した事件をめぐり、26日のテレビ各局の政治番組で与野党の幹事長が熱いバトルを繰り広げた。民主党の岡田克也幹事長は「(船長の釈放に)政治介入はない」と強調。これに対し自民党の石原伸晃幹事長が「外交音痴!」などと罵声(ばせい)を浴びせた。一方、長崎市の中国総領事館に発煙筒が投げ込まれる騒ぎもあった。

 フジテレビ「新報道2001」に出演した岡田氏は「(船長の釈放は)検察の判断で行われたことで、政府がしたわけではない」とこれまでの主張を繰り返した。

 これに対し石原氏は「岡田さんが言ったのは詭弁(きべん)だね。(米軍)普天間(飛行場)の問題をみても分かるように、民主党の外交音痴から始まってるんですよ」と猛批判。さらに、もう一言「外交音痴!!」と浴びせ、今月中旬まで1年間、外相を務めた岡田氏の手腕を嘲笑(ちょうしょう)した。

 帰国した中国人船長をめぐっては、那覇検察が処分保留で釈放を発表した際に「日中関係を考慮」としたことから、野党側は政治的な介入があったと主張。菅政権を追い詰める絶好機に、石原氏のほか公明党の井上義久、みんなの党の江田憲司両幹事長も発言を次第にエスカレートさせ「政治が介入して検察をねじ曲げさせた」の大合唱となった。

 そんな野党側の一斉“口撃”に岡田氏は、むっとした表情で「それなら根拠を示してほしい」と反論。そこで石原氏は、人気テレビドラマの名刑事・古畑任三郎ばりに、みけんにしわをよせ人さし指で相手をさしながら「そこが詭弁ですよ。そこが詭弁なんですよっ」と一喝した。

 この後、そろって出演したNHK総合「日曜討論」でも石原氏は「外交音痴で歴史に残る大失態」と政府の対応を非難。10月1日召集の臨時国会で検察当局の証人喚問を求める考えを示した。

 石原氏の父親である東京都の石原慎太郎知事は、以前から中国批判論者で、この問題で強硬姿勢を崩さない中国に対し「不愉快」「やくざみたいな国」と発言。中国問題へのピリピリぶりは父親譲りのようだ。

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