米国SEC、中国の格付け機関を門前払い 宮崎正弘
客観的な経済評価、格付け評価が行える体質を持たない。ウォールストリート・ジャーナル(27日付け)などに拠れば、米国SECは、中国から申請のでていた「大公国際資信評価公司」(英文名DAGUAN)の登録を「疑わしい」として門前払いしていたことが判明した。
同社は世界の国債・社債・有力企業の株式の信用度などをレーティングして投資家に知らせる業務をおこなう。いわばS&P,フィッチなどを真似て中国がたちあげたものだが、日本国債の評価が中国のそれより2ランク下だったり、ハチャメチャな業務内容に疑問の声が上がっていた(詳しくは拙著『上海バブルは崩壊する』(清流出版)を参照)。
SECは同社が米国のルールにしたがった検査をできる能力が疑問として、登録を許可しなかった。
杜父魚文庫
同社は世界の国債・社債・有力企業の株式の信用度などをレーティングして投資家に知らせる業務をおこなう。いわばS&P,フィッチなどを真似て中国がたちあげたものだが、日本国債の評価が中国のそれより2ランク下だったり、ハチャメチャな業務内容に疑問の声が上がっていた(詳しくは拙著『上海バブルは崩壊する』(清流出版)を参照)。
SECは同社が米国のルールにしたがった検査をできる能力が疑問として、登録を許可しなかった。
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