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★小野大輔が熱い想いを語ったTVアニメ新番組『心霊探偵八雲』の完成試写会&記者会見! 管理人 2010/09/27 17:31

この日、初めて完成版を見た小野さんは「とても重い作品だなと。30分弱の尺が長く感じました。まるで長編劇場用作品を見た後のような満足感といい意味での疲労感があります。八雲は霊が見える目を持っていることからストーリーが動いていきますが、霊現象から起こった事件を解決することが真のゴールでなく、目の前の闇に逃げず、その先にある光を仲間達と追い求める作品なのかなと思っています。そしてこの作品の本質は人と人との絆なんだなと改めて感じました」と充実感に満ちた表情で語っていました。
 この後に行われた質疑応答でもこの作品が八雲の成長や人間ドラマを描いた作品であることを黒川監督や小野さんが重ねて強調していました。



――監督が映像化する上で苦労されたところは?
黒川監督
:メイン扱いのキャラの数が多いので、それぞれの魅力を13話の中でどれだけ描けるか、でした。この作品を、僕は本音と建前の物語だと解釈していて、登場人物はみんな不器用で本当の自分を隠して生きているところがあります。そこにスポットライトを当てて、例え物語の軸にならなくても見え隠れさせることで、視聴者の方にキャラの魅力や悲しみなどが伝わればいいなと。ストーリー軸の中にキャラをどう絡ませていくかは、シナリオ上も演出上も一番気をつかったところです。
――アニメならではという部分があったら教えてください。
黒川監督
:オリジナルエピソードが何話か入っています。原作の文庫本巻末に“添付ファイル”という短編の心温まるお話もあって、大きな事件の合間に、ちょっと気分転換的な、ライトで心温まるエピソードを挟みました。
原作のボリューム感や情報量が相当多いので、13話の中でどこまで描けるかという難しさはありますが、エピソードの幹はしっかり守って、それによって八雲がどう変化していくかはきちんと原作に沿って作っているつもりです。
小野:ご本人(川崎氏)が来ている前で言うのもなんですけど、構成が見事です。あれだけのボリュームのある原作を、短い本数の中に収めるのは不可能じゃないかと思っていましたが、一番大切なところは崩さず、アニメならではの展開だったり、演出が入ってて。また温かいオリジナルエピソードが入ったことで作品の本質が見えやすくなったんじゃないかと思います。


――小野さんはアニメ化の前にリリースされたドラマCDでも八雲を演じていますが、その時とアニメでの演じ方の違いはありましたか?
小野
:そこはあまり差はないですね。演じててずっと思っていたのは「苦しいな」、“八雲=苦しみ”でした(笑)。でも苦しみや闇の先にはちゃんと光があって。八雲と一緒に自分も成長できたのかなと思ってます。
――ミステリーものにつきものの、怪奇現象などに遭遇されませんでしたか?
小野
:特になかったですね(笑)。収録の前の週にみんなで神社に行って、お祓いをしてもらいました。その時から『八雲』チームの絆が作られていたのかなと思います。

 

TVアニメ『心霊探偵八雲』
2010年10月3日(日)23時よりNHK BS2にて放送開始予定

STAFF
原作:神永学
キャラクター原案:小田すずか
監督:黒川智之
シリーズ構成・脚本:川崎ヒロユキ
総作画監督:番由紀子・天﨑まなむ
音楽:R・O・N
アニメーション制作:ビィートレイン
制作:総合ビジョン
制作・著作:NHK

CAST
斉藤八雲:小野大輔
小沢晴香:藤村歩
後藤和利:東地宏樹
石井雄太郎:川島得愛
斉藤一心:関俊彦 ほか

主題歌シングル
OP曲「Key」Jangled Cat(CV:小野大輔)/
ED曲「Missing  You」コミネリサ
11月17日発売
1,260円(税込)
発売:フライングドッグ

TVアニメ『心霊探偵八雲』公式サイト
http://www9.nhk.or.jp/anime/yakumo/

(C)神永学・角川書店//NHK・総合ビジョン

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