(cache) あたご衝突、検察主張と食い違い 僚船の乗組員が証言 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • あたご衝突、検察主張と食い違い 僚船の乗組員が証言

     海上自衛隊のイージス艦あたごと漁船清徳丸の衝突事故で、業務上過失致死罪などに問われた当時の当直士官で3等海佐の後潟桂太郎被告(38)と長岩友久被告(37)の第4回公判が27日、横浜地裁(秋山敬裁判長)で開かれた。清徳丸と一緒に航行していた幸運丸の乗組員が証人尋問で、自分の見た事故当時の清徳丸の位置が検察側主張と食い違うと証言した。

     乗組員は検察側証人として出廷し、「清徳丸は自分の船の左後方約2マイルくらいを走っていた」と証言。「検察側は左横0・5マイルと主張しているが、記憶と違うか」との弁護側の質問に「違います」と述べ、「操舵室の左後ろの窓に見えていた」「(互いの船が接近して)1マイルを切れば、無線で声をかけると思う」などと証言した。

     公判で2被告は無罪を主張。清徳丸の航跡が争点となっている。

      【共同通信】