広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)建設の安全検討委員会は26日、市役所で4回目の会議を開いた。将来の建設に伴う地盤沈下の影響などについて、期限を設けて検討結果をまとめる方針を決めた。
広島大大学院の横山信二教授が「住民の不安を取り除くため、期限を設けて建設に伴う危険性の有無を示すべきだ」と提案した。11月14日の次回会合で、事業主体の広島高速道路公社(中区)などでつくる事務局が、検討結果を公表する時期を示す。
検討委は昨年9月に公社や広島県、市が設置。専門家など16人が、トンネル建設による地盤沈下や土砂崩れなど影響を検証している。
高速5号は東区温品町―二葉の里3丁目を結ぶ総延長約4キロ。うち二葉山トンネルは中山西2丁目―二葉の里2丁目の約1・8キロ。
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