地底異変では、藤原君を主人公として取り上げています。最初は涌き役立った彼ですが、人気のようなので準主人公から主人公(仮)にランクアップさせてあげました。
半人半々神半々妖 in 地底
side Fujiwara
「ナンテコッタイ」
い、今起こったことをありのままに話すぜ...俺はいつものように薬をもらいに幻想郷に放り込まれてみると、そこは洞穴というか洞窟というか、とりあえずよくわからない暗い空間の中だった。な、何を言ってるのかわからねーと思うが、実は俺にもわからねえ...だがこれは、スキマ送りとか時間停止とか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ...もっと恐ろしいものの片鱗を味わったような気がするぜ...
「つーか、それ以前にここどこよ」
ネタしか思いつかないこの⑨な頭を抱えながら考えてみる。洞窟か? いや、洞窟にしてはでかすぎる。鍾乳洞? 確実に違う。
『もしもーし、聞こえるかしら?』
「!?」
いきなり聞こえてきた声に驚いて飛び上がり、あわてて周りを見回す。右見てー、居ない。左見てー、誰も居ない。後ろ見てー、居ない。前見てー...!?
「おや、巫女と魔法使いに続いて、今度は外来人かい。本当に、珍しい。明日は槍でも降るかな?」
「くぁw背Drftgyふじこlp;@:!?!」
目の前にいきなり逆さ吊りの女性が現れて声にならない悲鳴を上げる。
「そんなに驚かれると逆にこっちが驚くよ」
心臓が止まるかと思った...てかその格好で逆さ吊りになってスカートがめくれないのか? いや、別に中身を見たいとか思ってるわけじゃないんだけど。
「んで、あんたは一体何者だい? 見たところ、普通の人間じゃないっぽいし」
ん? 俺が人間じゃないって気づいた? ってことはこの人も普通じゃないか、それとも人ですらないか。どっちだ。
「ああ、こりゃ失礼。俺は藤原流斗、半人半々妖半々神の外来人だ」
まあひとまず自己紹介をしておく。こうすれば、幻想郷の中であれば相手も名乗ってくれるはず。
「こりゃあ珍しいね。本当に珍しい。人間ですら珍しいのに、さらに珍しい混ざり物とは珍しい。ああ珍しい。本当に珍しい」
眼を丸くして珍しいを連呼している。やっぱり珍しいか。ああ、確かに珍しいだろう。好き好んでなったわけじゃないけどな!
「まあ、それはともかくして...名乗られたならこっちも名乗り返すのが筋ってものだね。私は土蜘蛛の黒谷ヤマメ。地底のアイドルさ」
「自分でアイドルって、悲しくないですか?」
つーか、ここ地底だったのね。道理で暗いわけだ。
うんうんと自分の中でうなづいておく。現状をありのままに受け入れることが戦場においては非常に重要なことだとどこかで聞いたことがある。
「ま、慣れてるしね。それよりも、何しに来たのか教えてもらえるかい?」
「さあ、気が付いたらここに居た。誰がやったのかは想像は付くけど、なにをしろとかは言われてない」
『とりあえずそこの土蜘蛛をぶちのめしなさい』
ああ、聞き覚えがあると思ったら、ゆかりんか。あと声の発生源は携帯電話。しかも当然の如く圏外。
「あ、あんたはさっき巫女と独り言を繰り広げてた奴」
『いかにも。私が八雲紫ですわ』
「永遠の17歳(笑)」
中身は完璧なBBAだがな。流石はBBA。外見年齢の境界を弄って若く見せてるだけある。まさに能力の無駄遣い。
『藤原、戻ってきたらゆっくりと罪袋の仲間入りさせてやろう』
「だが断る」
キリっとした表情で断る。俺はゆうかりん一筋だ。というのは冗談で、特定の相手と付き合おうとかは考えてない。
「ま~ぁまあ、漫才はその位にして......どうするんだい?」
身構えながらこちらを警戒するヤマメさん。
「いや、どうすると言われましても、なにをどうするつもりも無いんですが」
『やっちゃいなさい。あなたなら一撃で一切合財何もかも解決しちゃうでしょう?』
いや、たしかに俺の売りは某冥王様と同じ超高火力での滅殺だけど、こんな空間で撃てば落盤するだろ。
全力出したら、ここがどれだけ深い場所にあったとしてもお天道様が見えるような馬鹿でかい穴が開く。
「というか、やる必要が無いだろ」
『あなたはもう少し弾幕ごっこのルールに従う必要があるわ。少しは手加減を覚えなさいな』
手加減? 弾幕ごっこで手加減って必要なの? 教えてグー○ル先生。そりゃ確かに全力で撃ったら周囲100メートルが反動で消し飛ぶけど...チャージもタメも必要だし。
「普通の弾幕も使えるぞ? 量より質だけど」
ぼんやりと宙に浮く携帯電話を見つめながら会話する。ここは圏外だが、あのスキマ妖怪にしてみればそんなことは取るに足らない些細な問題なのだろう。
『男ならやっちゃいなさい』
「あのー、八雲様? 男女平等という言葉をご存知で?」
『知ってるけど知らないわ』
どっちだよオイ!
「まあ、とりあえず俺は弾幕ごっことか物騒なのはする気ないから。うん。とりあえず巫女が飛んでいった方向を教えてくれるか?」
「ん~...やらないの?」
ヤらないか? の流れか。
「頼まれても誘われてもやらん。が、襲われたら闘る。むしろ跡形も無く殺る」
『紫曰く、それが駄目らしい。闘るのはいいが、殺るのは河を渡る一歩手前程度で抑えておけ』
もう面倒くさいので電源を切ってバッテリーを抜いておく。
「巫女はあっちに行ったよ。今は旧都の方はお祭り騒ぎだし、歓迎はしてもらえるだろうね」
「サンクス、ヤマメさん」
俺は自力で空を飛べないので、マ○オの如き壁キックとダッシュとジャンプを駆使して霊夢の飛んでいったといわれる方向へ疾走する。走るスピードとしては亜音速程度だろうか。本気を出せば音の壁を越えられるかも。
そして、しばらく走っていると橋が見えてきた。洒落じゃなくて、マジで。なんか人影が見えるけど、物凄い負のオーラがヒシヒシと伝わってくる。
TO BE CONTINUED
暇つぶしで人気投票でも企画してみようかと思いました。私の考えたオリキャラで一番面白いと思うキャラクターを教えてください。
1、刀弥
2、藤原
3、涼子
4、隆二
5、名無しのドブス
6、名無しのド変態
7、ベアー