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  幻想郷訪問録 作者:黒羽
この小説ももう10万PVを突破しました。お礼の気持ちも兼ねて、すこしだけ黒い主人公を楽しんで下さい
10万PV突破記念
現在、家のパソコンで宝くじの当選番号を確認している。
「はずれた・・・」
買っててよかった年末◯ャンボ。とはならなかったな・・・
期待はしていなかったが、バイトで生計を立てている苦学生には正直辛いものがある
「!待てよ・・・能力の制限は生物だったはず・・・」
(そうだ!宝くじの番号を上書きすれば・・・ニヤリ)
「こうすればっと・・・クックック・・・ハーッハッハッハ!」
笑いが止まらない・・・
「どうしたのじゃ?そんなに大口を開けて笑って。正直気持ち悪いぞ?」
「天か、そういえばお前に御供えがまだだったな・・・買ってやれそうだぞ?」
「それは真か!?楽しみじゃの〜」
「ああ、本当だ。これから銀行へ行って換金してくる」
(四人分の指輪を買うお金も残しておかないとな・・・)
そう言っていざ銀行へ・・・
「宝くじの換金をしたいんですが」
「少々お待ちください。えーと、宝くじの換金はあちらになります」
「ありがとうございます」
お礼を言って換金へ


「ではこちらが一等当選の三億円になります。貯金をなさるならぜひうちの銀行を・・・」
「その前にここのセキュリティの確認をさせて欲しいのですが」
「もちろんでございます!何しろ大金を預かる所ですので、その心配はむようでございます!」
・・・正直ウザい
(映画ではいつもこんな銀行が狙われるんだよなー)
「御託はいいからさっさと見せやがれ(ハゲジジイ)」
いけない、つい苛ついてしまった
「・・・こちらが当銀行のセキュリティでございます」
「これじゃ不安だな・・・まずセンサーが死角だらけで機能してないし、観視カメラも同じくだ・・・他にも・・・・・(後一時間ほどセキュリティの指摘を行った)
・・・と言う訳で他を当たらせてもらいます」
「・・・はい」
すっかりやつれたなこのオッサン
「それじゃ、失礼しました」
金をアタッシュケースに入れ銀行を後にする・・・


「ちょっといいかな?」
「よくありません。と言う訳で強盗なら他を当たってください」
いかにもという雰囲気を出しながら人気の無い所までついて来て声をかけてくるんだ、嫌でもわかる
「ケッ!ガキが、さっさとよこせや!そうすりゃ命まではとりゃしねえ」
・・・バカだ。
「じゃ、こっちも言っといてやる。今は機嫌がいいから、警察に出頭するなら何もしない」
「死ねよ!」
ああ、なんて遅い・・・
「あくびが出るよ〜」
ナイフを軽く避ける
「っち!」
「今なら強盗未遂と殺人未遂だけで済む。で、返答は?」
ナイフを持って斬りかかって来る
突きを二回。バックステップで避ける「ほ!」横凪を伏せて避ける「よっと」
(こいつ、手慣れてやがるな)
「ナイフは、こうやって使うんだ!」
反撃としてナイフを8本投げつける
「ヒッ!」
(反撃されるとは思わなかったのか?)
ひるんだ所を狙い、思いつく限りの心臓以外の急所を手加減して打ち抜く。鳩尾、顎先、咽頭、人中、肝臓・・・
「やり過ぎた。過剰防衛かな?ま、とりあえず通報通報っと」
110っと
「あー、殺人未遂と強盗未遂のやつに襲われました」
「場所は何処ですか?犯人はどうしました?」
「場所は、えーっと◯◯商店の裏路地です。犯人は反撃して気絶させてます」
「わかりました。これからそちらに職員を送ります。犯人を何かで拘束出来ますか?」
拘束・・・ロープは無い。紐・・・無い。関節外しとくか・・・
「拘束出来るものはありませんね」
・・・・・・・・・・・
「あ、来た来た。こっちで〜す!!」
「大丈夫・・・そうだね」
「犯人はそうでもないですけど・・・思いつく限りの急所を殴りましたから・・・過剰防衛ですかね?」
「う〜ん・・・犯人の素性によるね。住所と電話番号を教えてくれるかい?今日は災難だったね、もう帰りなさい」
「ではそうさせてもらいます。どうぞ」
メモ帳に情報を書き込み、渡す
「それじゃ、さようなら」

その場を後にして家まで帰る


「ただいま」
「遅かったの」
「途中でちょいと災難に見舞われてね」
料理を作って食べようとすると、スキマがいた
「もう作ってあるわよ?ア・ナ・タ」
「・・・もう何も言うまい・・・」


数日後・・・
朝食をとり、新聞を読むと「お手柄青年!連続殺人犯を逮捕!」
「ふ〜ん、◯◯市に住む青年が襲われた所、連続殺人犯を半殺しにして通報。それを警察が逮捕した・・・この青年って俺の事か?」
ヌッという不可解な擬音を出してスキマが現れた
「お手柄ね、私の婚約者だけあるわね」
「その現れ方は心臓に悪いからやめてくれ」
「嫌よ。それよりも、外見たほうがいいわよ?」
外?なんだろう・・・

玄関まで行き、外を覗くと人人人。マスコミであふれかえっていた
「・・・スキマ。俺の平安な日常を返してくれるか?」
「うん、それ無理」
(だよなー)
裏口まで行く・・・同じく
「わらわの信仰の回復に役立つかの?」
「いや、役に立たないよ」


青年支度中・・・

「さて、行くか。留守番頼む。俺以外絶対に誰も入れないでくれ。そして絶対に外へ出ないでくれ」
(外じゃ能力使えないしなー)
マスクをし、帽子を眼深にかぶり外へ出る・・・
ウザい・・・マスコミがここまでウザいとは初めて知った
カメラのフラッシュ。取材者の声。テレビカメラの作動音。人の波・・・

人の波をかき分けてようやく脱出すると、全力疾走でマスコミから逃げる

「はぁ、学校ではどうなるのやら・・・」
マスコミから取材料取るか?
そんな事を考えながら学校へと急ぐ
・・・・・

今回は主人公の受難です。宝くじの数字を変えて当選しました。
そして強盗〜マスコミに発覚〜学校では

主人公の能力に『善行を行うと悪循環に陥る程度の能力』が追加されました
次回は何時になるやらわかりませんが、息抜きとしてよんでください
気がついたこと。もはや幻想郷関係ない