幻想郷で色々とあったが、無事に家に帰れた刀弥であった
懐かしき我が家そして懐かしき学校
「不祥、黒羽 刀弥!只今帰還しました!」
と、誰もいない家に向かいそう言う
「しかし、ほんの数日しか家を開けてないのにすごく懐かしい感じがする。
紅魔館や永遠亭も良かったが、やはり我が家が一番だな」
「そうでしょう?」
(何故だ・・・何故俺の家にスキマがいる!)
「・・・スキマ、なんでお前が俺の家に居る・・・」
「あら、そんなのどうでもいいじゃない」
「質問の仕方を変えよう。結界の管理はどうした?」
「式に任せてあるわ」
(さぼりか・・・)
「式が可哀そうだろ。さっさと帰れ」
「ヒドイわね、せっかく美人のオネーサンが尋ねて来たっていうのに」
(お前はオネーサンって歳じゃないだろう。美人なのは認めるが)
「もう一度言う。帰れ」
「だが断る。よ」
「しかし答えは聞いていない」
「知らないわよ」
結局この後は延々と同じ問答が続き、最終的には俺が折れた
「もう好きにしてくれ・・・」
「ありがたくそうさせて貰うわ」
チクショウなんで俺ばっかりこんな目に・・・
その後も食事を作れだの、部屋を用意しろだの・・・
「もう寝る・・・」
疲れた・・・
「お邪魔するわね」
「スキマ、なんで俺の布団に入ってくるんだ。お前用の布団は用意しただろう。何のつもりだ」
(いい加減に寝させろ)
「気分よ。それに吸血鬼姉妹の相手をしたんでしょう?
いいじゃない私一人くらい。
それに、男女が一緒の布団でする事と言ったら一つでしょう?」
「お前の考えはよく解った。そんなに俺をからかって楽しいか」
「ウフフ・・・真っ赤になっちゃって、初心ね・・・もしかして始めて?」
「勘弁してくれ・・・///」
「安心しなさい・・・痛くはないわ。それじゃ、いただきます」
「うわ!!やめろ!」
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翌朝・・・・・・
「悪夢だ・・・よりによってまさか、初めてが、スキマトダナンテ・・・」
「悪夢とはヒドイわね。キレイなオネーサンと夢のような一夜を過ごしたのよ?
それにあなたも途中からはあんなに激しくしてたじゃない
しっかり楽しんだんだからもう少し喜びなさい」
「現実逃避はやめだ!俺は学校へ行く」
準備をして学校へ行く。まずはそれからだ
「くれぐれも問題を起こすなよ!」
「それはどうだか・・・
行ってらっしゃい。ア・ナ・タ」
「・・・いっぺん死ね」
青年登校中・・・・・
「オイコラ!人にぶつかっといて謝罪の一つも無いのか!...ん?一年の黒羽か?
丁度いいこっち来て面貸せ」
鬱陶しい先輩だ・・・レミリアの殺気に比べたらこんなのクズ以下じゃないか
「はぁ、今までなんでこんなのにビビってたんだか・・・」
「何つったてめぇ!」
「うっさい。黙れ」
取り合えず鳩尾を殴り、「がふ!」屈んだ所を顎を狙いアッパーカット、「ぐ」!軽く浮かんだ所を腹を狙い蹴り飛ばす「ぐぼぁ!」撃沈
「なんか虚しい・・・」
(俺ってこんなに身体能力高かったか?)
足元で唸っている先輩を放っておいて学校への道を急ぐ
途中で知り合いに会ったが軽く挨拶してスルー。一路職員室へ
「失礼します。
西藤先生、先日の無断欠席事でお話があります」
西藤先生は俺のクラスの担任で、36歳独身の男性教師だ
(先生、ゴメンなさい。俺は嫁候補が出来ちゃいました・・・二人、人間じゃないけど)
「うん。まずは何があったか聞かせてもらおうか」
スキマに幻想郷の事は話すなと言われているので
「少し犯罪に巻き込まれまして、ほら、新聞に出てたあれです」
軽い暗示の魔法で信じさせる。魔法って便利
「・・・警察に行かなくていいのか」
「授業の方が大事です」
「よし解った。他の先生には私から話しておこう。
他の生徒もお前の事心配してるだろうから、キチンと話しておけよ。
(それと、暗示の魔法は俺には効かないぞ?)」
「!!それは失礼。先生は裏側の人間でしたか。驚きです」
「裏側ではないが、家は少し訳有りでな。さっきのは流石にまずいから。もう少しマシな嘘をつけ」
「頼みました先生」
「チョッ!待て!たく・・・仕方ねえな。他の生徒にも説明しとけよ」
青年移動中・・・
(さて、どう説明したものか・・・)
「オイコラ!黒羽、チョット来いや」
教室の前にはいかにも不良といった感じの先輩がたむろしていた
(また不良か・・・)
「お断りします。あなた方に付き合う時間がある程暇では無いので、用件はここでどうぞ」
「舐めてんのか!!」
そして大人しく引きずられるフリをしていく。たどり着いた先には思ったとおり不良の溜まり場だった
(めんどくさいなー)
ポケットの中のボールペンをナイフ四本とスタンガンに変える。流石に拳銃はマズイ
「そいつか〜?」「ひ弱そうだな」「アイツこんなのにやられやのかよ。チョーウケルー」
『ギャハハハハハハ!!』
取り合えず俺の制服を掴んで引っ張っていた先輩に対し、体制を立て直し、頸動脈にスタンガンを押し付けスイッチオン
「!!!!!!!」
もの言わず倒れ込む先輩を虫けらの如く蹴り飛ばし、次、一番近くの先輩を掴んで地面に投げ落とす
「グゲ!!」
悶えている所を思い切り踏みつけ肺の中の空気を1cc残らず吐き出させ気絶させる。
次、あまりの事に惚けている汚い金髪野郎に接近、腕を絡めとり関節を外す
「ぐ!!!」
そのまま足を掛け倒す。
「さて、暴力は好きじゃ無いんだけど、どうする?」
聞く訳ないが一応警告
「知るか!!やっちまえ!!」
リーダーらしき不良が叫ぶ
「まずはあんたから」
ナイフを不良のリーダーらしい男の顔を掠めるように投げる。そして顔面を派手に蹴り上げる
汚ね、小便漏らしやがった
「もう一度だけ言うぞ。さっさと失せろ」
ナイフを3本右手に持ちそう脅す
まるで蜘蛛の子を散らすように不良達は数人を残して逃げて行った
「逃げなかったのは評価に値するけど、付き合ってる暇も無いんでね。さっさと終わらせるよ」
まず一番近い茶髪ピアス。能力を使い距離(過程)を短縮。接近
そのまま屈んで足払い、倒れるところを下にもぐりこみ掌打で打ち上げてKO
次、鳩尾を打ち抜き屈んだところを頭を狙い蹴り飛ばす。
三、逃げようとしているところを頭の上まで跳躍、そのまま振り上げた足を、振り下ろす
四、「死ねや!」とナイフを持ち斬りかかってくる馬鹿の右腕を叩いて逸らし、相手の勢いをそのままに、払った左手を後ろに、右の肘を鋭角に曲げ、相手の鳩尾を狙い、踏み込む!
「ぐほ!」見事に肘が刺さりそのまま気絶
さて、制服が汚れてしまったので、能力で『汚れていない』とする
「おかしいな・・・こんなにも身体能力高くなかったはず。それに的確に急所を打ち抜くほどの技術も無かったし・・・まさかスキマとヤったからか?」
(クスクス・・・ご名答)
「ッ!スキマやっぱりか・・・つーかさっさと帰れ」
「はいはい」
上半身だけスキマ空間から出ているところを誰かに見られたら、それこそ都市伝説ってレベルじゃなくなる。
自分が幻想郷のことをばらすなと言ってたのに、自分から危ないことをするな
青年再度移動中・・・・・
「ヤッホー黒羽ー!オッヒサー」
「久しぶりだな涼子。それと、死語はやめろ」
こいつは俺のクラスの女子で、辻 凉子クラスの中心人物といっても過言ではない
(嗚呼・・・全てが懐かしい。平穏な日常がこんなにも有難い物だったなんて)
「惚けてないで親友に対する挨拶のひとつも無いのか?」
「俺がいつお前を親友と認めた?それにお前はどちらかと言えば悪友だ」
双山 隆二 (ふたやま りゅうじ)中学生からの悪友だ。不良とまでは行かないが、少なくともまじめではない、だがいいやつだ
「はいじゃぁ皆、席について〜」
先生の間延びした声がして、皆席に着く
「今日は三つ重要な話がある!
まずは、黒羽の無断欠席についてだ。皆よく聞けよ〜!
こいつはこの数日間、映画の様な体験をしたらしい。なんと今朝の新聞に載ってたヤクザの潰しあいに巻き込まれたらしい!本当だぞ?マスコミから逃げ回ってたらしい。詳しい事は聞いてやるな。トラウマになってるらしい」
クラスの中から「え〜」という残念そうな声がするが、先生は話を続ける
「次、これは皆にとっても良いお知らせだ。何とこの学校の近くにたむろしていた暴走族が解散した。お疲れだったな黒羽、後で警察から感謝状が届くそうだ」
『『エェーーーーーー!?』』
クラス中から驚きの声が上がる
(あれ?あれって族の溜まり場だったのか?ていうかどこでばれた?)
「三つ目、転校生のお知らせだ。顔良し器量良し、スタイル良しのパーフェクトな女性だ!入って良いぞ八雲!!」
(八雲って・・・まさか!!!)
「始めまして八雲 紫ですわ。金髪なのは祖父が外人でしたの。それと、刀弥?これからは一緒のクラスよ」
「おい八雲!何でお前がここに居る!!?」
「あら、転校して来たからにきまってるじゃない。
ダーリン?」
「黒羽ーーー!」
クラスの男子全員から妬ましい恨めしい等といった負の感情が・・・
「ハイハイ皆落ち着いて!席に座って!」
先生が必至で鎮めているが効果は全く無い
取り合えず片っ端から黙らせていく
「先生・・・今日は体調が悪いので早退します。公欠扱いでお願いします・・・」
「そうだな。ゆっくり休め(妬ましい)」
「私が看病するので早退しますわ」
「・・・良いだろう・・・」
「良くねえよ・・・」
そうして久々の学校は早退で終わってしまった
主人公、八雲に襲われ食べられる!
楽しいはずの学校は地獄に変わる。
次回は再び幻想郷へ