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  幻想郷訪問録 作者:黒羽
迷いに迷って魔法の森へ。そして主人公は普通の魔法使いと出会う
魔法使いとの出会い、そして人里へ
 えー現在絶賛逃亡中の主人公、何から逃げているかというと・・・
「護身『スタングレネード』Blitz!  ≪閃光!≫続いて Roaring! ≪爆音!≫」
 妖怪の群れでした・・・
(今のスペルカードでかなりひっくり返ったが・・・全体の7割弱ってところか?)
「あーもう!きりが無い!範囲限定後方100m!吹っ飛べ!
 超電磁砲『レールガン!』  Ein elektrischer Schock《電撃!》
 蹴り飛ばした石ころを『金属球である』という結果で上書き、さらに雷に巻き込ませて加速させて打ち出す。
 某ラノベのビリビリさんを思い描いてくれればその威力も分かるはず
(威力はそれの比ではないがな)
「はぁ・・・疲れた・・・」
「あ、新聞に載ってた外来人」
 妖怪を全部吹っ飛ばしてその場にうつ伏せで倒れこんでいると、上から声が聞こえてきた
「だれだ?」
「私はロリコンに名乗るような名前は持ってないわ」
  ・・・あのくそ天狗か・・・今度あったらあの羽もいでやろうか・・・
「言っておきますが、ワタクシめはロリコンではありません」
 弁解はしておく・・・あの吸血鬼姉妹、どちらも俺よりも年上だから、もし付き合ってもロリコンではないということになるはず・・・だと思いたい
「そう、ならいいわ・・・私は七色の人形使い、アリス・マーガトロイド。魔法使いよ」
(魔法使いか・・・パチュリーみたいに実験台にされたりしないよな?)
「なにか不愉快なこと考えてない?」
「いやいや、何も」
(しかし、どうやって飛んでいるんだろう・・・物理法則に逆らって浮いてるんだし・・・・
 俺の能力はあくまで物理法則を守っているし・・・)
「ところでどうやって飛んでいるんですか?」
 聞くと非常にあきれられた
「あなた魔法使いの端くれなのに空も飛べないの?」
「いやいや、魔法は使えるけど魔法使いじゃないし、どうすれば道具なしで飛べるのか聞いてみたいぐらいですよ」
(タケコ○ターじゃあるまいし)
「あれだけ大威力の魔法使っといて魔法使いじゃない?何いってるの?」
「あれは俺の『能力』の副産物であって、、魔法よりもこっちのほうがメインだ」
 そう言ってボールペン二本を二丁の拳銃に変える
「あきれた・・・まぁいいわ私も深く考えて飛んだこともないし『自分は飛べる』と思えば飛べるわよ・・・たぶん」
(そうは言っても・・・まあいい。『自分は飛べる』ね・・・)
 浮遊感を感じて目を開けるとそこには
「お~。空飛んでる」
「それはそうとして、あなたの能力は何?こっちも飛び方教えたんだからそっちも教えなさい」
 さてどうしよう(嘘をつくのは好きじゃないし、かといって正直に教えるのもな・・・少しぼかして答えるか)
「俺の能力は『魔法を無詠唱で威力を落とさず使える程度の能力』だ。ちなみに、さっきの拳銃は物質転換の魔法だ」
・・・嘘はついてないぞ。能力の一部分だけを抜き出して答えただけだ
「分かったわ。それならさっきの魔法も納得いくわ」
 納得してもらえたようで何より
「それで、人里まで案内して欲しいんだが?」
「対価なしで魔法使いが動くと思ってるの?」
(対価か・・・)「『外の世界』のお菓子でどうだ?」
「舐めてるの?」
 しまった、女の子はみんな甘いものが好きだと思ってたんだがな・・・
「じゃあ植物大百科とかか?」
「それならいいわ。さ、よこしなさい」
(素直に渡して持ち逃げされたらたまったもんじゃない)
「無事人里に着いたらな」
「・・・ッチ」
 舌打ちしやがった。やっぱり持ち逃げする気だったか
「前払いでお菓子はやるからおとなしく案内してくれ。」


・・・青年&少女(魔法使い)移動中

 
 そのまま険悪なムードのまま人里へ到着
「ありがとな、ほら、報酬の本だ」
 本を渡す
「外の本は貴重だから、仕方なくよ。礼を言われるほどのことじゃないわ」
「なら私がもらっていくぜ!」
 目の前を金色の髪の少女が猛スピードで飛んでいき、ついでに本を盗んでいった
「「あ!」」
 あまりに予想外すぎて驚いたまま固まっていると、正気に戻ったときには、あの少女はもう能力の効果範囲の外まで飛んでいっている。取り返せない
「へっへーん。貴重な外の本頂いたぜ!」
魔理沙まりさ!返しなさい!」
 あの少女は魔理沙というらしい
「警告だ、痛い目見たくなきゃおとなしく本を返せ」
「貴重な本なのに返すわけが無いぜ!」
 どうやら本気で痛い目見なきゃ気が済まないようだ
「アリスさん、ちょっと目を瞑って、耳を塞いでいてください。
 一応警告はしたからな!」
 馬鹿なことにあの少女は逃げようとしない。どうせ何もできないと思って油断している様だが、そこはあくまで『能力の』範囲外であって、『スペルカードの』範囲外ではない
「護身『スタングレネード』Blitz!  ≪閃光!≫続いて Roaring! ≪爆音!≫」
 紅魔館で使ったものよりも力を込めたので確実に落ちただろう
 
 閃光と爆音が止み、目を回して倒れている少女に対し、少し罰を与えてみることにする
 学校用の鞄から筆箱を取り出し、その中からネームペン(油性)を出して、おデコに「肉」と書く
(イタズラの定番といえばやっぱりこれだろ)
 後から覗き込んだアリスさんが腹を抱えて笑い転げている。さっきまでの冷静さはどこへ行ったのだろう
「では、アリスさんごきげんよう。また会いましょう」
 いまだに笑い転げているアリスさんに別れを告げる
「アーハハッハ・・クク、-ええ、また会いましょう」
 人里の入り口は既に見えている。今回は指向性を持たせることに成功したので迷惑はかかっていないはず


青年移動中・・・・・

「意外とにぎやかだな。もっと寂れているかと思ったんだが・・・」
「楽しんでいるところ悪いんだが、さっきの閃光は君が起こしたものか?」
 観光?を楽しんでいると妙な帽子をかぶっている人に話しかけられた。特に隠す必要も無いのでもないので最初から最後までしっかりと説明する
「そうか・・・そんなことがあったのか。魔理沙には私からもしっかりといっておこう。聞きはしないだろうが」
「いいですよ、また来たらまた落としてイタズラするだけです」
「そういえば自己紹介がまだだったな。私は上白沢かみしらさわ 慧音けいねという。人里の守護者だ。歓迎するよ。外来人」
「ええ、私は黒羽 刀弥といいます。以後よろしく」
 慧音さんは人里の守護者らしい
「ところで天狗の新聞で『紅魔館の吸血鬼姉妹、幼女趣味の外来人の餌食に!?』という記事が載っていたんだが、それは真か?」
(あの天狗め、今度会ったら落として羽もいで100キロの重石をつけて湖に沈めてやる)
「一切真実ではございません」
「ああ、それならいいんだ(天狗よ・・・かわいそうに。こんな記事を書いたばっかりに)」



・・・一方その頃

「ックシュン!ブルブル・・・なにやらひどく嫌な予感が」
「だいじょうぶですか?文様」
「ありがとう椛・・・大丈夫よ・・・たぶん」

妖怪の山で震える哀れな天狗が1人



「で、今夜はどうするんだ?もう夕方だが、どこか泊まるあてはあるのか?」
 そういえばそうだった
「いえ、野宿でもしようかなと」
「野宿は危険だ何かあったら困る。今夜は私の家に泊めてあげよう」
(いきなり何を言い出すんだこの人は)
「いいんですか?こんな素性の知れない男をそんな気軽に泊めちゃっても」
「何かするつもりがあるのか?」
「いえ、滅相もありません」(確かに美人だけど、泊めてくれる人にそんなことする気にはならない)
「ならいいだろう」
 結局流されるがまま泊まることになってしまった


青年移動中・・・


 慧音さんに連れられて家に入ると白髪でもんぺの女性がいた
妹紅もこう帰ったぞ」
「ああ慧音、おかえり。ところでその男は?」
「よくわからんが外来人らしいぞ?
 行く当ても無く野宿しようというところだったので連れてきた。
 妖怪に襲われて死なれでもしたら悪いしな」
 よくわからないって・・・確かにその通りなんだけどな
「そうか、私は藤原妹紅ふじわらのもこうよろしくな」
(自己紹介何度目だ?)
「ええ、私は「黒羽 刀弥というらしいぞ」セリフ奪わないでくださいよ」
「まあよろしく頼みます」

 そのあとは夕食を頂いて、しばらく雑談をしてから寝た

「今日も散々な一日だった」
えー、今回は人里編でした。次回も少しだけ人里編をしてから永遠亭へいきます