大図書館へそして実験対象へ
咲夜さんに連れられて行く途中、少し寄り道させてもらった
それがまさかあんなことになるなんて...
「妹様が起きるまで少し時間がありますので屋敷のなかを案内させてもらいます」
「いや、それはいいから。図書館はあるかな?」
「かしこまりました。図書館へ案内させていただきます」
青年移動中...
図書館に到着。すると真っ赤な髪の女性が出てきた
「あれ、咲夜さん?その人は?」「宿泊希望者兼自殺志望者よ」
「...宿泊希望はまだ分かりますが、自殺志望者というのは?」
「一泊するかわりに妹様の遊び相手を提案されてその条件をのんだのよ、この人は。
危険だと知らされてなおね」
「妹様の遊び相手は危険すぎます!」「私だって反対したのよ」
溜息をつかれても困るんですが...
「まあ、とりあえず図書館だし本を読ましてほしいんだけど」
「「はぁ...」基本的に持ち出さなければ何を読んでもかまいません」
「ありがとう」
「では、私はさがります。妹様が起きたら呼びにきます」
「咲夜さんもありがとう」「メイドとしての務めを果たしただけです」
そういって咲夜さんは去っていった。
「私は小悪魔といいます」「短い間だけどよろしく。小悪魔さん。おれは黒羽 刀弥」
「ではゆっくりしていってくださいね刀弥さん。ついでに御冥福をお祈りします」
「いや、死ぬ気はないんだけど」
「はっきりいいます。ただの人間が妹様の遊び相手になって生き残れるわけがありません(二人ほど例外がいますが)」
「結構ストレートに言うな。じゃあ生きて帰ってきたらキスでもしてもらおうかな」
「!!!!!」
ぶ厚い本が顔に飛んできて、めり込んだ
そして投げた本人は顔を真っ赤にして飛んでいった
小悪魔さんもどっかいったし、投げられた本でも読んでみるか...
「えーっとこれは...ドイツ語の魔導書?面白そうだな読んでみるか。
えっとこれは え.えー Entzündung der die SnitchSeeker! ≪贖罪の炎≫ おー」
読んだのはいいが...、出来てしまった。術式とかも組まずに読んだだけで、赤とか青とかそういの通り越して白い炎が...。かなり眩しい
「図書館だし、ちょっと出しっぱなしはまずいか?しかしこれどうやって消そうか。
適当に Aussterben ≪消火≫消えた消えた」
「ちょっと」
ん?後ろから声がする
「この図書館で何してるの?それにあなた今詠唱なしで魔法使ったわね。
どうやったの?答えなさい」
なんか薄紫のネグリジェみたいなのを着た女の子がまくし立ててくる。それに魔法?さっきのか?
「えーっと適当に読んだら?それと君は誰?」
「紹介が遅れたわね。わたしはパチュリー・ノーレッジ。七曜の魔法使いよ。
嘘ね。私ですら詠唱なしじゃ使えないもの」
この少女。パチュリーはどうやら本気で疑っているらしい。それに魔法使い?
いや・・・吸血鬼の館だし魔法使いの一人や二人いてもいいか
「嘘じゃないんだけどな」
「ならもう一度使ってみなさい。そうね、これ」
本気で信じてないようだ
「えっと Eis Speer ≪氷の槍≫ 冷た! これでいいのか?」
唖然とした表情のまま固まっている
「いくら初歩とはいっても術式も組まずに結果を出すなんて......でも....」
なにやら自分の世界に入っているようだ
「おーい」
「ハッ!貴方、名前は?」
やっと戻ってきたか
「黒羽 刀弥だ」
「刀弥ね。あなたの能力はなに!教えなさい!」
は?能力?何のこと?
「能力ってなんだ?」
...まずい地雷踏んだかも。俺を見る目が面白い研究材料を見つけたマッドサイエンティストのような目になった
「面白いわね。七曜の魔法使いの名にかけてあんたの能力を解明してみせるわ。ついてきなさい」
そのまま引きずられていった先には危なげな薬が立ち並ぶ部屋だった
妹様とやらの遊び相手になる前に怪しげな実験で死にそうだ