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抗議に反応なく 米兵、浜清掃や観月会 平良港寄港

2010年9月24日(金)10時33分配信 琉球新報

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ビーチ清掃で市民からの抗議に反応せず作業するアンドリア・スラウ艦長(左)=23日午前8時半ごろ、宮古島市平良のパイナガマビーチ [ 拡大 ]

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 21日から宮古島市の平良港に寄港している米海軍佐世保基地所属の掃海艦ディフェンダー(1312トン、乗組員80人)は、23日も引き続き同港第1埠頭(ふとう)に接岸している。アンドリア・スラウ艦長ら乗組員は、市民団体の抗議の中、午前8時すぎから同市平良のパイナガマビーチを清掃。夜には同市上野の航空自衛隊宮古島分屯基地で開催された観月会に出席した。掃海艦は24日正午ごろ出港予定。
 ビーチ清掃時には反対派住民らが「NO BASE」などと書かれたプラカードを手に抗議。乗組員らは市民に目を合わさず、反応はなかった。スラウ艦長は「言論の自由があり、皆さんはそれを行使している」と話した。
 航空自衛隊宮古島分屯基地の観月会にはスラウ艦長、レイモンド・グリーン在沖米総領事らが参加。地元住民や自衛官らと酒を酌み交わした。
 「下地島空港の軍事利用に反対する宮古郡民の会」など複数の市民団体は23日、宮古島市の繁華街で買い物客らに抗議集会への参加を呼び掛けるチラシを配り、平良港第1埠頭ゲート前で抗議集会を開いた。24日の出港時も抗議行動をする。寄港を伝える新聞を見て初めて集会に参加した古謝幸宏さん(16)=宮古高1年=は「軍艦を生で見ると怖い。宮古に米軍が来たら、事件・事故が起こると思う。来ないでほしい」と話した。

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