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 なにわの地下鉄 -Subway in Naniwa- 大阪市営地下鉄とは
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ドーム型の天井が特徴の初開業区間
昭和初期、大阪。
日本経済は不況に陥っていた。
1930(昭和05)01月29日、御堂筋平野町にて盛大な起工式を挙行。
第7代大阪市長の関一によって立案された地下鉄建設が、開始された。
当時の土木技術は乏しく、梅田・淀屋橋付近は非常に軟弱な地盤に悩まされた。
1931(昭和06)年04月08日11時45分には淀屋橋付近で事故が発生。
幸い死傷者は居なかった。

幾多の困難を乗り越えて迎えた、1933(昭和08)年05月20日。
工事開始から3年4ヶ月、“市民待望の日”がついに、やって来た。
我こそは初乗りと、昼からの営業にもかかわらず、早朝から市民が殺到。
開業1時間前には身動きが取れなくなるほどの混雑ぶり。
開業10分前、各駅で切符の販売を開始した。

1933(昭和08)年05月20日土曜日15時00分。
大阪市の地下鉄は、初乗りに駆けつけた市民を乗せ、第一歩をすべり出した…。
大阪市営地下鉄とは

 大阪市営地下鉄とは、大阪市交通局が運営する地下鉄である。
日本初となる公営地下鉄として、1933(昭和08)年に1号線梅田(仮駅)−心斎橋間の3.1kmが開業したのが始まり。地下鉄初開業から73年経った2006(平成18)年には8号線井高野−今里間の11.9kmが開業した。現在は、此花区・西淀川区を除いた大阪市内22区と、吹田・堺・守口・八尾・東大阪・門真市において8路線129.9kmもの路線網を有している。その規模は公営地下鉄の中で日本一を誇る。
一般的に大阪市営地下鉄と呼ばれるが、正式名称は「大阪市高速鉄道」、正式路線名称は「高速電気軌道○号線」と呼ばれている。「高速」と付いているのは、開業当時に主たる市内交通機関であった大阪市電よりも高速で走行することから。また、1981(昭和56)年に開業した新交通システム「ニュートラム」については、大阪市中量軌道南港ポートタウン線が正式である。

■日本の主な地下鉄 (開業順) 東京メトロ以外は公営 2008(平成20)年09月16日現在
名称/運営 正式名称 初開業年 保有路線数 総キロ数 総駅数
東京メトロ / 東京地下鉄 1927(昭和02)年12月30日 195.1km 141
大阪市営地下鉄 / 大阪市交通局 大阪市高速鉄道 1933(昭和08)年05月20日 129.9km 100
名古屋市営地下鉄 / 名古屋市交通局 名古屋市高速度鉄道 1957(昭和32)年11月15日 89.1km 83
都営地下鉄 / 東京都交通局 東京都地下高速電車 1960(昭和35)年12月04日 109.0km 98
札幌市営地下鉄 / 札幌市交通局 札幌市高速鉄道 1971(昭和46)年12月16日 48.0km 46
横浜市営地下鉄 / 横浜市交通局 横浜市高速鉄道 1972(昭和47)年12月16日 53.5km 40
神戸市営地下鉄 / 神戸市交通局 1977(昭和52)年03月13日 30.6km 25
京都市営地下鉄 / 京都市交通局 京都市高速鉄道 1981(昭和56)年05月29日 31.2km 31
福岡市営地下鉄 / 福岡市交通局 福岡市高速鉄道 1981(昭和56)年07月26日 29.8km 35
仙台市営地下鉄 / 仙台市交通局 仙台市高速鉄道 1987(昭和62)年07月15日 14.8km 17

路線図 <拡大不可> 大阪市電開業時からの市営モンロー主義(市内交通公営主義)は地下鉄建設時にもとられ、民鉄の市内乗り入れを拒んだ。代表例として阪神電鉄難波延伸がある。阪神電鉄が野田−難波間、近鉄が上本町−難波間を建設して両路線を結ぶ計画だったが、大阪市が完全に並行する路線の建設計画を立案、その路線が現在の千日前線である。近年は、京阪電鉄の淀屋橋・中之島乗り入れ、近鉄・阪神の難波乗り入れなどが実現しており、市内交通公営主義はほぼ無くなったといえる。代表例として挙げた千日前線と阪神電鉄・近鉄は、2009(平成21)年03月20日に阪神なんば線が開業し、桜川−鶴橋間は完全に並行することになった。また、逆に市営地下鉄が市外へ延伸しようとした際、延伸周辺地区を保護域としていた民鉄に延伸を反対されるということも起こり、相互直通運転により問題が解決するという経緯がある。

 名古屋市・東京都・札幌市・横浜市・神戸市・京都市・福岡市・仙台市の地下鉄は鉄道事業法の適用を受けて建設されている。しかし大阪市の地下鉄は、都市計画道路と一体に整備するという大阪市の方針から、2005(平成17)年07月01日に大阪港トランスポートシステムから移管された区間(大阪港−コスモスクエア間)を除き全区間が同じ軌道法の適用を受けており、市電と同じ軌道線扱いとなっている。そのため、基本的に道路に沿ってのみの建設となるため、南北の筋・東西の通に沿って網目状に建設されている。

 >>> 地下鉄・ニュートラム路線図(準備中)

■大阪市営地下鉄路線一覧表 (号線順)
M 1号線 御堂筋線 江坂−中百舌鳥 24.5km 1933(昭和08)年05月20日開業
T 2号線 谷町線 大日−八尾南 28.1km 1967(昭和42)年03月24日開業
Y 3号線 四つ橋線 西梅田−住之江公園 11.4km 1942(昭和17)年05月10日開業
C 4号線 中央線 コスモスクエア−長田 17.9km 1961(昭和36)年12月11日開業
S 5号線 千日前線 野田阪神−南巽 12.6km 1969(昭和44)年04月16日開業
K 6号線 堺筋線 天神橋筋六丁目−天下茶屋 8.5km 1969(昭和44)年12月06日開業
N 7号線 長堀鶴見緑地線 大正−門真南 15.0km 1990(平成02)年03月20日開業
I 8号線 今里筋線 井高野−今里 11.9km 2006(平成18)年12月24日開業
相互直通運転

相互直通区間路線図 <拡大不可> 大阪市の地下鉄は8路線のうち、5路線が第三軌条線、2路線が小型リニア地下鉄となっているため、東京のような積極的な相互直通運転は行われていない。相互直通運転を行っているのは、民鉄側が第三軌条規格に合わせた御堂筋線と北大阪急行電鉄南北線に、中央線と近畿日本鉄道けいはんな線、大阪市側が規格を合わせた堺筋線・阪急千里線・阪急京都本線(淡路−高槻市間)の3路線のみである。1997(平成09)年から2005(平成17)年までは、中央線と大阪港トランスポートシステムテクノポート線・ニュートラム南港ポートタウン線と大阪港トランスポートシステムニュートラムテクノポート線が、相手側が規格を合わせて相互直通運転を行っていた。

 堺筋線と阪急千里線・京都本線の相互直通運転は、堺筋線の区間を阪急電鉄と南海電鉄の両者が建設したいという意向があったため、大阪市が同区間を整備して相互直通運転を実施するという方式になったことに始まる。しかし、阪急電鉄は直流1500Vの標準軌、南海電鉄は直流600Vの狭軌と、両者とも規格が異なっていたため改軌や三線軌条などで両者の車両を直通させようとする案もあったが、様々な問題もあり、結局見送られた。その後、どちらと相互直通運転を行うか協議されたが、1970(昭和45)年に吹田市の千里丘陵で日本万国博覧会が開催されることになり、1969(昭和44)年12月06日に大阪市唯一の直流1500V普通鉄道が開通し、阪急電鉄と相互直通運転を開始。御堂筋線と共に万博輸送を担った。

大阪市交車両と近鉄車両 <拡大可> 1970(昭和45)年02月24日開始の御堂筋線と北大阪急行電鉄南北線・会場線、1986(昭和61)年10月01日開始の中央線と近畿日本鉄道東大阪線の相互直通運転は、市電開業時より続く市営モンロー主義(市内交通公営主義)のため、市内に乗り入れることが出来なかった民鉄が、逆に市外へ延伸しようとしていた地下鉄に反発したことから行われることになった。

 御堂筋線が千里方面へ延伸する際、阪急電鉄が「千里線との並走路線になる」「市営交通が市外へ延伸するのはおかしい」などの理由で建設を反発。この区間は阪急電鉄の子会社である北大阪急行電鉄を設立してこの区間を建設し、御堂筋線と相互直通運転を行うことで解決した。これと同様に、中央線が生駒方面への延伸の際には、近鉄の子会社である東大阪生駒電鉄(後に近鉄に吸収合併)が長田−生駒間を建設し、中央線と乗り入れすることで解決した。また、2006(平成18)年03月27日には奈良生駒高速鉄道(運営は近鉄)が近鉄東大阪線の延伸という形で建設した、けいはんな新線にも乗り入れを開始。同日、長田−生駒間もけいはんな線に名称変更された。

 中央線・南港ポートタウン線とOTSテクノポート線・OTSニュートラムテクノポート線との乗り入れは、市中心部から南港地区へ早く到達させることが目的であった。そのため「公共輸送」ではなく「利益誘導」が主たる目的であったため、公共事業者としては不必要ということから国からの補助を受けられなかった。そのため、大阪市の第三セクターである大阪港トランスポートシステムに建設を委ねた。当初は中ふ頭−大阪港間の全てをニュートラムで建設し、大阪港で中央線とニュートラムが接続する予定であったが、イベント開催時の輸送能力などを考慮した結果、普通鉄道での建設となった。2005(平成17)年07月01日に大阪港トランスポートシステムが第一種鉄道事業から撤退して第三種鉄道事業者へ、大阪市交通局が第二種鉄道事業者となり、大阪市交通局の路線となった。
マーク

マルコマーク <拡大不可> マルコマーク
昭和8年の建設当初に作られたマーク。
大阪市のO(オー)と高速鉄道のコを組み合わせて作られた。
コがOから出ているのは郊外への延伸を意味するが、他にも説があるらしい。

車両側面や地下鉄マーク・旧帯など、様々なところで見ることが出来る。
地下鉄マーク <拡大不可> 地下鉄マーク
お馴染みの地下鉄マーク。
昭和52年の谷町線:守口延伸時に作られ、使われるようになった。
地下鉄のピクトグラムのひとつ。

駅出入口や路線案内看板など、このマークも様々なところで見ることが出来る。
大阪市交通局局章 <拡大不可> 大阪市交通局局章
大阪市交通局の局章。
普段地下鉄を乗っているだけだと、見かけることは少ないが、車両側面の端に取り付けられている。
局章上は、大阪市章である「澪標(みおつくし)」。
局章下は、大阪市交通局の前身である大阪市電気局から。
在籍車両 >>> 詳しい車両紹介はこちら

■在籍車両 2008(平成20)年09月16日現在
路線 形式 在籍本数 制御方式 車内案内設置状況
谷町線 新30系 6両編成/13本 計78両 抵抗制御 0/13
御堂筋線 10系 10両編成/18本 計180両 フロン沸騰冷却式電機子チョッパ制御 12/18
御堂筋線 10A系 10両編成/5本 計50両 IGBT-VVVFインバータ制御 5/5
中央線 20系 6両編成/16本 計96両 IGBT-VVVFインバータ制御 16/16
御堂筋線 21系 10両編成/18本 計180両 GTO-VVVFインバータ制御 18/18
谷町線 22系 6両編成/28本 計168両 GTO-VVVFインバータ制御 22/28
四つ橋線 23系 6両編成/22本 計132両 GTO-VVVFインバータ制御 6/22
中央線 24系 6両編成/4本 計24両 GTO-VVVFインバータ制御 4/4
千日前線 25系 4両編成/17本 計68両 GTO-VVVFインバータ制御 0/17
堺筋線 66系 8両編成/17本 計136両 GTO-VVVFインバータ制御 7/17
見緑地 70系 4両編成/25本 計100両 GTO-VVVFインバータ制御 25/25
今里筋線 80系 4両編成/17本 計68両 IGBT-VVVFインバータ制御 17/17
南港ポートタウン 100A系 4両編成/20本 計80両 可逆式サイリスタレオナード制御 20/20
高速鉄道車両合計 200本 計1280両 車内案内設置合計 (高速) 132/200
中量軌道車両合計 20本 計80両 車内案内設置合計 (中量) 20/20

新30系 - 谷町線
新30系
かつての大阪市営地下鉄の顔30系。その30系グループの新30系が今もなお大阪の地下を走り続けている。現在は、唯一の抵抗制御。
10系・10A系 - 御堂筋線
10系・10A系
公営地下鉄日本一の黒字路線、御堂筋線を支える主力車両。リニューアル・VVVF改造を行い、今も主力の座に君臨している。
20系 - 中央線
20系
電車誕生以来の歴史を変えた大阪市交20系。高速鉄道でのVVVFでは日本初。今はIGBT素子となり、近鉄線内では95km/h運転を行う。
新20系 - 御堂筋線・谷町線・四つ橋線・中央線・千日前線
新20系
20系のマイナーチェンジとして登場した新20系。今や第三軌条方式5路線を走る大阪市営地下鉄の新しい顔。合計572両在籍している。
66系 - 堺筋線
66系
新20系の架線DC1500Vとも言える66系。阪急線へ乗り入れており、阪急線内では110km/hの高速運転を行う。
70系 - 長堀鶴見緑地線
70系
日本初のVVVF制御によるリニア駆動を実用化したミニ地下鉄70系。前期車と後期車では若干デザインが異なっている。
80系 - 今里筋線
80系
2006年に開業した今里筋線用の車両、80系。70系と同じリニア駆動で、70系のデザインを基本とし、少し丸みを持たせたデザインとなっている。
料金

 大阪市営地下鉄の料金計算は、最短距離で計算される。基本的に区数は運賃計算キロで算出される。
運賃計算キロは、縦:御堂筋線・横:中央線を基準としている為、谷町線・四つ橋線・千日前線・堺筋線・長堀鶴見緑地線・今里筋線においては実キロとは異なっている。

■大人普通運賃 ※小児運賃は半額
10円未満は切り上げ
区間 1区
1km〜3km
2区
4km〜7km
3区
8km〜13km
4区
14km〜19km
5区
20km〜25km
料金 200円 230円 270円 310円 360円
著作権

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