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巡視船の修理、中国側に賠償請求~官房長官
沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、仙谷官房長官は27日、漁船との衝突で損傷した海上保安庁の巡視船の修理費用について、「原状回復を請求することになる」と、中国側に賠償請求する方針を明らかにした。
また、中国側との緊張関係が続いていることについて「検察庁の方がああいう判断をされて(船長の)身柄を釈放したわけですから、現時点ではボールは中国にあると考えております」と述べた。
さらに、中国・河北省でゼネコン「フジタ」の日本人社員4人が中国当局に拘束されていることについては、日本の公使から中国外務省の担当者に身柄の安全確保などを申し入れ、領事による面会要請を引き続き行っていくことを明らかにした。政府内では船長の解放で中国が軟化するとの見方があったが、中国の強硬姿勢は変わらず、日中間の対立は長期化の様相を呈している。
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