撮影の裏側「蓮舫さん編」その1

2010年09月22日

皆さんこんにちは、VOGUE NIPPON 編集部の中村真由美です!

この春から夏にかけて、浅田真央ちゃんや宝塚歌劇団、さらにはジョニー・ウィアーと、普段は会えない人たちを取材・撮影する機会に恵まれてきた私。

そんな中、今回11月号にご登場いただいたのは、今、日本でもっとも注目を集める女性のひとり、蓮舫さんです。

ピクチャ 19


実は私は前から、蓮舫さんという女性に、とても魅力を感じていました。
なんであんなに頑張れるんだろう、と…。(身近で見ているわけじゃないのに彼女がすごく頑張っているというのが、手にとるように分かるのはナゼ??)

Twitterを見ていると、毎日朝5時〜6時に起きて、お弁当を作っていたり。
(夜更かしして遊んで、帰り道のタクシーで Twitter を開くと蓮舫さんが「おはようございます!」とつぶやいていて、自己嫌悪に陥った回数、数えきれない……)
土日も、朝早く起きて朝ご飯つくって、お掃除して、午後からは議員の公務をこなすべく日帰り地方出張していたり。
なんでそんなに頑張れるんですか?と、いつか聞いてみたいなと思っていました。彼女を突き動かしているものって、なんなのだろう、と。

まず、取材オファーは真っ正面から。
蓮舫さんのウェブサイトの「皆さんからのご意見」っていうところに、取材させてくださいという旨を書き込みました。
毎日蓮舫さん自身がこの「ご意見」を読んでいるそうで、すぐにお返事をいただくことができ、びっくり。本当にマメにチェックされているんですね。

すぐさま、編集長とともに、参議院議員会館の蓮舫事務所へ打ち合わせに行き、企画の主旨に賛同していただけたことで、プロジェクトが遂にスタート!
打ち合わせの際に実際にお会いした蓮舫さんは、思ったよりも小柄で、でも強烈なオーラのある方。このオーラを撮りきるには…あの人しかいない!ということで、写真は、Leslie Kee にお願いすることにしました!

撮影が行われたのは、国会議事堂。
国会議事堂で撮影するなんて、さすがの Leslie も初めてだそう。「え、Leslie も初めてなの?」「そうだよ、こんなとこで撮影することなんか今までないヨ」
…ということで、前々日にロケハンへ。

蓮舫さんになりきってロケハン写真を…

ピクチャ 22

「こんな部屋が!」「こんなところにレッドカーペットがある!」と、まるで中学生の社会見学状態。「こんなとこで撮影できるなんてなんだか嬉しいねー」と興奮している Leslie と私に、案内役をしてくださった方が、さらに私たちをアゲるひとことを…。

「僕、20年くらい警備やってますけれども、国会議事堂でファッション撮影をというのは、聞いたことがありません。新聞や週刊誌などの撮影ならありますが……特に参議院の方で、国会を使って撮影というのは異例中の異例だと思います」

「史上初」とか「今までにない」とかいう言葉が大好きな Leslie と私。(←単なるお祭り人間)
そんなこと言われたら、はりきり度も MAX に!

「ああー!明後日は大変そうだけど絶対にいい撮影にしようね」と、帰り道に寄ったカフェでコーラを何杯もおかわりして飲みながら(国会議事堂、めっちゃ暑かったんです)誓い合いました。

つづく。


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プロフィール
『VOGUE NIPPON』ファッション・エディターによるブログ。本誌の撮影秘話をはじめ、お気に入りアイテムや展示会情報など、おしゃれ情報を発信。

中村真由美 ファッション・フィーチャー・エディター。欲しいものはすぐ買う!行きたいと思ったサロンはその日のうちに予約!という瞬発力と執念がウリ。ヴォーグに来て早、9年目。社内の忘年会などを幹事として仕切ることに生き甲斐を感じている。

橋田真木 シニア・ファッション・フィーチャー・エディター。どんなことがあっても動じない安定感と、「可愛いもの」「美味しいもの」への敏感な反応力を合わせ持つ。ヴォーグ・ブログではこのコラムのほか、ペット・ブログでも愛犬クロちゃんを披露中。

廣瀬純子 ファッション・フィーチャー・エディター。ストリートからハイ・エンドまで、ファッションへの愛をページに落とし込むプロ。ロンドン在住時の経験を生かしたインターナショナルな誌面づくりも得意。本誌創刊からヴォーグを手がけているエディター。

大沢京子 ファッション・アクセサリー・エディター。ヴォーグのファッション・アシスタントから、ニューヨークへの留学を経てエディターに。ファッション・ストーリーのスタイリングのみならず、別冊『VOGUE ANGEL』『GIOIELLE』などで精力的に取材もこなす。

浜野静恵 ファッション・フィーチャー・エディター。ファッションチェック大好き!な精神と、どんな僻地での取材もこなすフットワークの軽さを武器に、毎日モードと葛藤中。ハイヒール中毒気味の最近は、ヒールの高さに反比例して髪が短くなる一方。

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