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正しいペンの持ち方について調べてみた

はじめにまとめ

みんな手の大きさや指の長さがそれぞれ違うわけで、その人に合った持ち方があるはずです。ここで正しい持ち方と言い切ってしまうのは語調が強すぎるかもしれない。ただ、これから紹介するペンの持ち方で私の筆記生活が楽になったのは確かです。

正しい持ち方のなにが良い?

  • 長時間の筆記作業が快適に。
  • ペンだこ・腱鞘炎の予防に。

情報集め

まずは、ネット上からペンの持ち方に関する情報を探してみました。

ブックマーク)ペンの持ち方

書籍からも。参考にしたのは、

まっすぐな線が引ければ字はうまくなる

小指の使い方について詳しく説明された本と、

パイロットペン習字通信講座のテキスト 学習ガイド編

通信講座のテキストです。

情報を絞る

集めた情報を整理します。次の情報を軸にして、

持ち方の見本だけでなく、力の入れ具合なども踏まえて解説。

まずは持ち方から

パイロットペン習字通信講座『学習ガイド』p8,9から引用。

デスクペンのよい持ち方

デスクペンや万年筆は少し寝かせて。(私の持ち方)

ボールペンのよい持ち方

ボールペンは、なるべく立て気味に。(私の持ち方)

Q.なぜ筆記具によって持ち方の角度が違うの?
A.それぞれの筆記具には、「推奨される持ち方の角度」が存在します。
鉛筆
55~60度
ボールペン
60度~90度
万年筆・デスクペン
書きたい線に応じて

ボールペンを立て気味で持つのは、その構造上、インクをスムーズに出すためです。ペン先にもやさしい角度。

正面からの図。

デスクペンのよい持ち方

手のひらの中に卵がおさまるような感じで。(私の持ち方)

ボールペンのよい持ち方

(私の持ち方)

細かいポイントを挙げると、

  • 親指より人差し指の方がペン先に近い。
  • 中指は爪の付け根あたりで支える。

手の大きさや指の長さには個人差がありますから、厳密に真似するのは難しいと思います。また、心地よいと感じる持ち方の角度も人それぞれです。突き詰めるとキリがありませんから、大体の形を真似してください。

それぞれの指の力加減

「ペンが落ちない程度に支える」これを基本として、親指と中指でペンを持ち、人差し指がナビゲーター。小指は土台役。

親指と中指の配置

上のような持ち方に人差し指を添えてやる、だと分かりやすいかな?使う指とスナップが大切。

小指についてもっと詳しく

ペン字関連の本では珍しい、字を書く基礎の基礎本をベースに小指の使い方について。

まっすぐな線が引ければ字はうまくなる
高宮 暉峰(著)
日本実業出版社 (2006/05/18)

小指が働けば字は劇的に上手くなる

おそらく多くの方は、

  1. 人差し指
  2. 親指
  3. 中指

の順番で、力を入れていると思います。直接ペンを握るその三本の指に力が入るのは当然のことですが、ずっとそのままの状態が続くと、手はかなり疲れてくるはずです。(p70)

私も以前は、人差し指の腹に思いっきり力を入れて書いていました。シャープペンの芯をよく折っていたっけ。

では、疲れずにボールペンを安定させるには、どうやって持ったらよいのでしょうか?それは、ずばり「小指」に力をいれるのです。ボールペンを持っているとき、小指は軽く握られた状態になっています。この状態のまま、小指を手のひらにくっつけるようにして、軽く力を入れます。ぎゅっと握り締める必要はありません。軽く「くっ」と力を入れてみてください。

小指に軽く力を入れると、手のひらの中心と下の部分に自然な力が入ります。これが大切なのです。この部分を支えにしながら、ボールペンを握ると、ペンを持つ腕の下側に力が入ります。そうするとその力が肘に連絡されるので、上手に肘を使うことが出来ます。(p70,71)

小指が土台となることで腕全体の筋肉が使われ、その力が肘にも連絡されるわけですね。しっくりとくる小指の曲げ具合には個人差がありますから各自で調整してみてください。

用紙に触れる位置

用紙に触れる位置

赤丸が土台となる場所。小さな赤丸は小指の第一関節を指しています

※ペンの種類によっては、薬指が紙に触れることもあります。

小指以外の支えとなる位置は、「手のひらのぐりぐり」(小指球)が望ましいです。手の側面を置いても問題ありませんが、手首の自由を奪わないためにも、接地面積は少ない方が良いです。

薬指はどうしよう

薬指は基本的に中指と連動させるイメージで、筆記中は中指に引っ付くようにして薬指が動きます(私の場合)。このとき小指は土台となっている状態ですね。そして、ペン先が止まっているときは、小指の上に薬指をちょこんと乗せる感じになります。そんなに深く意識する必要はないと思います。親指・人差し指・中指の位置さえしっかり決まれば、薬指も自然と具合の良いポジションが見つかります。

あとは実践あるのみ

良くない持ち方だと自覚している人にとっては、普段使っていない筋肉を酷使するために指がつります。私の場合、小指に繋がっている筋肉が特に痛かったです。

最初はへろへろな文字になって違和感がありますが、これはしょうがないです。脳に叩き込めば元に戻ることはありません。忍耐強く続けてみましょう。自転車や逆上がりの練習と同じ要領だと思えばいつかきっとできるはず。

それでも筆圧が強い人はどうすれば?

矯正器具を利用する手もあります。個人的に気に入っているものは、

もちかたくん
装着に少し手間がかかるけど、矯正力が強い。
プニュグリップ
普段の筆記作業に使っても違和感がない。握り心地が良い。

どちらも鉛筆専用の道具ですが、プニュグリップに関しては、ボールペンのグリップとして代用できるみたいです。

関連エントリー

※持ち方の画像を、パイロットペン習字通信講座『学習ガイド』p8,9から引用しました(2009-03-17)。著作権法第32条において認められた範囲内で行っていますが、引用内容に関しまして問題がございましたら、メールフォームからその旨をご連絡ください。

Comments:80

名無し 07-11-14 (水) 23:04

この記事のおかげで少しだけ字が上手く書けるようになった気がします。ありがとうございました。

uta 07-11-19 (月) 20:03

>>名無しさん

お役に立てて嬉しい限りです。

実は、「正しい」と呼ばれる持ち方は幾通りかありまして、どれか1つに絞るのは難しいようです。
この記事は、それぞれの持ち方を良いとこ取りしてまとめたモノで、
いわゆる「望ましい持ち方」の1つとして捉えていただければと思います。

ゲスト 07-12-24 (月) 17:03

すごい丁寧に解説してくださってありがとうございます。
まだ、正しい持ち方になれず変な感じがしますが、
前よりかは均一に文字がかけるようになりました。

uta 07-12-26 (水) 23:40

>>ゲストさん

こちらこそ、お役に立てたようで嬉しいです。

字の印象が変わっただけでも大きな進歩だと思います。
あとは、指の違和感をどう克服するかですね。
是非頑張ってモノにしてください。

ゲスト 07-12-29 (土) 2:36

どうも有難うございます。

字を書くときに力んで文字が揺れていたんですが、
おかげですこし矯正できたみたいです。

達筆希望 08-02-24 (日) 20:54

小指に力を入れるとはギュと曲げるということでしょうか?・・・

uta 08-02-25 (月) 23:43

>>達筆希望さん

「ギュッ」という表現だと少し力みすぎかもしれません。
軽く「くっ」と力を入れるくらいです。

また、小指と紙が摩擦する振動でペン先が震えるとしたら、それは別の意味で力の入れすぎです。
まずは、ふんわりとペンを握って優しく紙の上に置いてみてください。
その時にかかる手の重さを小指で支えてやるような気持ちで持つと、上手にできますよ。

月読こんすけ 08-05-22 (木) 22:00

公文のペン習字の初日に正しいペンの持ち方を教わりました。で、家に帰ってこのページを読ませていただき、良い復習になりました。
Goodです、ありがとうございました。

書道のはな*みち 08-05-26 (月) 15:06

拙著をお読みいただきまして本当にありがとうございます。

このようにステキなブログに書いていただいたことを、
大変ありがたく光栄に思います。

今後とも同素よろしくお願い申し上げます。

取り急ぎお礼まで。

髙宮 暉峰

uta 08-05-28 (水) 21:58

>>月読こんすけさん
Goodしていただきありがとうございます。
月日の経った記事にも関わらず、こうやって「役に立ったよ」とコメントしてくださる方がいると、とても嬉しいです。
ペン習字100日練習、とても良い企画ですね。
無事完走できるよう、応援しております。
 

>>髙宮 暉峰さん
はじめまして。
まっすぐ本の第6刷が決まったとのことで、おめでとうございます。

高宮先生の著作に載っていた「まっすぐな線を引くトレーニング」を始めてからもうすぐ1年になります。
おかげで様で、フリーハンドでも直線的な線が引けるようになり、基本点画の質が若干高まったように思います。
ブレない線が書かけるようになるにつれて、練習後の満足度も上昇したのは嬉しい出来事でした。
素晴らしい本をありがとうございました。

MO 08-07-14 (月) 22:59

こんにちは。文字を書いていると手に力が入り、親指が反り返ってしまって痛くなる悪癖が何年も直りませんでした。子供の頃は書道をやっていて、そこそこ字はきれいな方だったと思いますが、昔どうやって筆記具を保持していたのか、思い出せませんでした。こちらで小指で支えるというお話を読んで、試してみると、そうだったかも。。。と遙か昔の記憶が蘇ってきたように感じました。ありがとうございます。高宮先生の本も是非読みたいです。少しずつ練習してみようと思います。

uta 08-07-18 (金) 17:43

>>MOさん

はじめまして。
そうですね。一度クセが身に付いてしまうと、なかなか元に戻らないんですよね。
ワタシも集中しすぎると、つい力を込めて握ってしまうクセが未だに抜けません。

今回紹介したペンの持ち方は、飽くまで参考程度のフォームにとどまっています。
ある程度なじんできたら、今度はMOさん自身が快適だと感じる持ち方にチューニングなさってください。

匿名 08-08-04 (月) 15:55

親指について悩んでいるのですが、曲げ具合がわかりません。下から見たとき90度曲げる人もいれば、30度くらいまげる人もいるようです。箸の持ち方では親指は伸ばして下の箸を固定する役目をしています。私としては30度くらいは曲げないと書きにくいかな、と思うのですが。。。
しかし書いているうちに90度になっているのが悩みの種になっています。

uta 08-08-06 (水) 23:46

>>匿名さん

>下から見たとき90度曲げる
えーっと、ちょっと解釈に自信がないのですが、これは親指の第一関節の角度を指しているのでしょうか?
専門的な知識は持ち合わせておりませんので、経験上からのアドバイスになってしまいます。

親指の第一関節の角度は、
ボールペン:曲げずにほぼ真っ直ぐに。
デスクペン:約30~45度曲げる。
(筆記具によって親指を曲げる角度が異なるのは、推奨される持ち方の角度が関係しています)

これはワタシが快適だと感じる親指の曲げ具合であって、ひとつの目安としてください。
結果的に90度近く親指を曲げてしまうような持ち方になったとしても、不都合を感じなければ何も問題はないですよ。

その人にあった持ち方をアドバイスするには、手の大きさ、使用するペン、指先を置く位置、ペンを寝かせる角度など、
他にも色々な要素が交錯するために、ワタシの方から「こうするといいかも」というのは難しいです。
やはり、ご自身で微妙な変化や違和感を肌で感じながら、適宜持ち方を変えていくのが一番だと思います。

的外れのお返事でしたら、ごめんなさい。

ken(上の「匿名」です) 08-08-09 (土) 13:49

お返事ありがとうございました!!
書店ではいろいろな書き方についての本が並んでいますが、このように自分が困っているところをピンポイントにアドバイスしていただくと本の何倍も参考になります!
本当にありがとうございました!

リフ 08-09-26 (金) 14:37

いつも勉強させてもらっています。
ちょっと分からないのですが手の角度はどのくらいでしょうか?
小指だけが少し触れる程度なのか、手の側面がすべてつくのが良いのかアドバイスお願いします。

uta 08-09-28 (日) 0:48

>>リフさん

小指だけで支えようとすると線が安定しません。
また、手の側面全体を接紙させると手首の自由が奪われてしまいます。
どうにも合点がいかない問題ですね。

http://www.geocities.jp/ki07ji/otoiawase.html#8
リンク先にある「手の平の下のぐりぐり」(小指球)を確認できますでしょうか。
ワタシは、このぐりぐりの部分と小指を支点にして持っています。
記事内の画像だと、
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701i.png
これが参考になると思います。

ちなみに、ここで紹介した持ち方が「絶対」という訳ではありません。
この記事は、迷ったときや困ったときの参考程度に留めてください。
何度もリトライしていくうちに、リフさんなりの持ちやすいフォームへ変わっていくはずです。
根気が要る作業かとは思いますが、がんばってください。

リフ 08-09-30 (火) 16:06

ご返答ありがとうございます
なんとなくグリグリが分かります書きやすいですね、これから生涯学習として練習します。

らっぱ。 08-11-10 (月) 1:02

はじめまして。
このページを参考に持ち方を見直してみました。
なるほど!親指と中指で支える感じだと確かに楽ですね!

今までの持ち方は寝かせすぎてか人差し指に力が入ってました。
写真を参考に角度とペンを当てる指を意識したら楽になりました。
それと、たまに頭にも心地いい刺激が行くような気がします。

これから気が付いたときには意識してみたいと思います。
ありがとうございました!

T・T 08-11-11 (火) 23:56

自分は手先が不器用なので字をきれいに書くのは若干諦めかけていたんですが参考にさせていただきました。
質問なんですが、支点にするのは小指と「ぐりぐり」の2点と言う感じですか?私は今まで小指の先から「ぐりぐり」までべたっとつけていたので・・・
あと私は字を書く時にきれいな字を書こうとすればするほど力んでしまい、脇がしまっていて気が付くと上腕筋カッチカチの状態で書いてたりするのですが脇は締まらないようにしたほうが良いですか?

uta 08-11-13 (木) 0:45

>>らっぱ。さん
はじめまして。
人差し指は力まずに、添えるだけでもペンが持てる。
この事実に気付けた人は、きっと快適な筆記生活が待っているはずです。
お役に立てたようで何よりですー。

>>T・Tさん
手の側面をべったりと乗せても書きやすいのであれば、何も問題はないですよ。
従来の持ち方で違和感や不快感がある場合は、小指と「ぐりぐり」(小指球)を支点として試してみてください。

脇がしまると、肘が固定されるため、書きよい環境とは縁遠くなってしまいます。
できれば脇を若干開いてゆとりを持たせた方が良いですね。

/* ここから余談 */

丁寧に書こうと思うほどに力んでしまう気持ちはすごく分かります。私もそうでした(今もそうだったり)。
力まずに書くうえで、T・Tさんに足りない要素があるとしたら、
「文字を書くのに過度な力は必要ない」と確信を持てる経験かもしれません。
しかし、頭では分かっていても、実践してみるとつい筆圧が上がってしまい、思うように書けないんですよね。

「じゃあどうすればいいのか」というと、やはり常に意識するしかないです。力は入れなくても書けるものなんだ、と。
すると、ふとした拍子にふわふわと書けるようになるときが訪れます。恐らく何の前ぶれもなく。
「求めていた感覚はこれかもしれない」前提が必要だとしたら、この経験だと思います。

実際は、得心できたところで急に元に戻ったりするわけですが。
少し腹立たしくなりつつも、できたりできなかったりを繰り返すうちに、自身の感覚として身についてくるはずです。

ワタシの体験談が入り交じっていますが、参考になれば幸いです。

T・T 08-11-13 (木) 13:16

回答ありがとうございます。「過度な力を入れない」ということを心がけてリラックスして書いていきたいと思います。どうしても急いで書かないといけないときとかは力が入りがちになるんですよね・・・でも常に力を抜いて書くということを心がけて綺麗に書けるように練習していきたいと思います!!
ありがとうございました。

teruya 08-11-22 (土) 18:53

持ち方矯正したくてuta様のサイト参考にさせてもらっております。ありがとうございます。
ですが僕の場合、正しい持ち方で書いてると中指が痛くなるし、字も全然濃く書けないんです。この状態がもうずっと続いております。
とにかく中指が気になってしょうがないです(痛くなるので)
力入れてるつもりは全然ないんですけど、なんでなんでしょう…。
むちゃな質問言って申し訳ないです。本人も全然原因がわからんとです…。

uta 08-11-23 (日) 8:28

>>teruyaさん

こちらこそ、お役に立っているようでうれしいです。

基本的に親指と中指で持つため、圧迫感を感じるのは、この2本の指です。
親指は、よくふくらんだ皮膚の厚い部分で、
中指は、爪の横に当てて支えるため、ある程度は負荷を和らげると思います。

実際に持ち方を拝見してみないことには何とも言えないのですが、中指の痛みはどんな具合ですか?
例えば、
・ペンダコができるような皮膚の痛み
・足がつるような筋肉の痙攣による痛み
・関節に負荷がかかっているような痛み

ペンダコのような痛みの場合、これはもう指を使い込んで丈夫な皮膚にするしかないです。

足がつるような痛みであれば、運動量の不足によるものかもしれません。
普段使わない筋肉を酷使すると、乳酸が蓄積されやすく、筋肉の痙攣も発生しやすいです。
もう少しだけ我慢して実践してみてください。徐々に慣れてきます。

関節が痛む場合は、恐らくご本人にとって無理のある持ち方となっている可能性があります。
http://cumacuma.jp/bookmark/mochikata/
正しい持ち方のリンク集に掲載されている画像も参考に、
再度持ち方を見直してみてください。

引用した写真と私の持ち方を比較してみると指の配置が微妙に違うんですね。
それでも、これがワタシにとって楽な持ち方なので、これ以上は矯正しないつもりです。
同じように、teruyaさんにとっての正しい持ち方もまた微妙に異なってくるはずです。
最終的な調整は、ご自身の感覚を頼りに煮詰めてください。
記事内の画像は、そのためのショートカットとして捉えていただければと思います。

結局のところどうすればいいのか、というと、
自問自答しながら原因を突き詰めていくしかなさそうです。

持ち方を変えてから楽になった指は? 逆に負担がかかるようになった指は?
じゃあ、その負担を減らすためにはどうすれば?
もっと軽く持ってみようか、指の配置を少し変えてみようか。
中指の痛みは、筆圧の低さが関係しているのか、いないのか。
関連があるとすれば、どのように改善点を探っていこうか?
わざと筆圧を高くしてみたり、以前の持ち方に戻してみたり。
などなど。

文面に表すとかなり面倒くさそうですが、あまり根を詰め過ぎず、気軽に取り組んでみてください。

りさ 08-12-01 (月) 0:20

本当に字が下手で、会社員十年以上やってるのに、宛名書きすら頼まれないのです。
いろんなサイト調べました。通信教育も受けました。ペンの持ち方はこの方法一番あってるかもしれない。。。
どうしても、字が震えて曲がってしまうのです。一つづづみるとそんなに下手すぎではないのですが、書きつづけるととんでもないことになるんです。
上手に書きたい。そうしないと仕事なくなっちゃう。。。

uta 08-12-02 (火) 6:25

>>りささん

何とも辛い状況ですね。お気持ちお察しいたします。
月並みな言葉ではありますが、
この手の悩みを払拭するには、ただただ書き続けるしかなさそうです。

10年単位で染み付いた習慣を矯正するため、一朝一夕とはいかないことがほとんどです。
それでも、100時間を目処に練習すれば、字がブレて整然としない悩みも自然と解消されるはず。
早く結果を出したいところですが、その気持ちをなんとか抑えて、長い目で自筆の変化を見守ってください。
応援しております。

りさ 08-12-02 (火) 22:49

お返事ありがとうございます。
やはり何事も努力と継続が必要ですよね。
私の場合は、センスがないのも弱点のようです。
よい手本を見ているうちにセンスは磨かれるそうですが。。。
ちなみに今日少し早め(達筆な気分???)にペンを動かして書いたら
なんとなく上手に書けたような気がしました。
これからも努力しますね。

takuya 09-03-02 (月) 0:00

高宮先生の本を読ませて頂いたのですが、小指の使い方について本の中ではクッと曲げるとありますが曲げてしまうと手の側面がついてしまいます。こちらのブログでは側面は付けない方がいいと有りますが小指の使い方が間違えているのでしょうか?

uta 09-03-02 (月) 20:38

>>takuyaさん

ペンを持った状態で、小指を「くっ」と曲げたときの角度はどの程度でしょうか。

・卵が収まるくらいの曲げ具合だと、小指の第一関節と手の平のぐりぐり(小指球)が紙面につきます。
・卵が潰れるくらいに角度をつける場合では、手の側面を置いた方が安定すると思います。

しっくりとくる小指の曲げ具合は人それぞれですが、この記事では長時間ペンを持つことを考えて、卵が収まるくらいの曲げ具合を基に解説しているんですね。
おかしな例えですが、何も力が入っていない状態、つまりゾンビのような手つきが最も指に負担の掛からない状態です。
その状態でそれぞれの指をペンにあてがって持てば、筋肉の疲労もだいぶ軽減できるのではと考えています。

かれこれ1年以上前に投稿した記事で、私自身の持ち方に対する意識が若干変わってしまいました。
その都度内容を修正するうちに、書籍とブログ記事との主張が微妙に喰いちがってしまい、混乱したことと思います。すいません。
どちらが間違いでこちらが正しい、というのはないと思います。
あるとすれば、普段の姿勢や指の長さなどから影響する相性の問題でしょうか。

2種類の曲げ具合を実践してみて、快適に感じる方を取り入れてください。
それがtakuyaさんにとっての望ましい持ち方となるはずです。

takuya 09-03-03 (火) 10:47

お返事ありがとうございます。このブログに出会えてますます字を書くことが好きになりました。もともと左利きで無理に右になおしたせいか今までとても疲れる持ち方をしていました。こちらのブログに出会えた事で今少しづつですが手の負担が楽になりました。ありがとうございます。

SAKURA 09-03-13 (金) 22:12

初めまして、SAKURAと申します
鉛筆の持ち方、“大変”参考になりました

これからもちょくちょく見に来たい、と思っています
これからも、この調子で続けて貰いたく思っています

少なくとも、このサイトは閉鎖しないようにお願いしたいです

匿名 09-03-14 (土) 0:22

>・・・小指は軽く握られた状態になっています。この状態のまま、小指を手のひらにくっつけるようにして、軽く力を入れます。

と、ありますが、小指を手のひらにくっつけてしまえば、小指が用紙に触れる位置は、写真の赤い位置では
なくなってしまうんですが・・・

ただ、小指を手のひらにくっつけば確かに腕の下側に力が入る感じはとても良く理解出来ます
出来れば、回答お願いします

uta 09-03-14 (土) 7:33

>>SAKURAさん
ありがとうございます。
細く長く続けられたらと思っています。
閉鎖の予定は今のところ考えていません。ご安心ください。

>>匿名さん
仰るとおりで、小指を握り込むようにして持つと、赤丸の位置では持てません。
手の側面を置いた方が安定するはずです。
詳しくは、4つ前のコメント(09年3月2日)で説明させてもらいました。
ご参照ください。

月日が経つにつれて、私自身の持ち方に対する意識が変わってしまい、投稿時の内容と整合性が保てなくなってしまいました。
思った以上に分かりづらい状態になっているようで、申し訳なく思っています。
近いうちに、内容に一貫性を持たせます。
しばらくお待ちください。

追記)記事の内容を微修正しました。

匿名 09-03-14 (土) 23:31

匿名 09-03-14 (土) 0:22 の者です

まずは、早速、御返信頂き、本当に有難う御座います
それに、4つ前に、コメントされていたようで、御免なさい(^_^;)

どうやら、本の内容と貴方の経験がゴッチャになっていたようですね
よく分かりました

私も、その本を購入して熟読してみたい、と思っています

これからも訪れて、ペン字修練を中心に、拝見させて頂きたい、と思っています
また、“ド厚かましく”書き込みをしたい、と思っています/^^

では、この辺にてお休みなさい             Zzzz・・・・・・

ゆみこ 09-03-27 (金) 11:44

はじめて書き込みさせていただきます。
私は十数年、字を書くことで悩み続けてきました。
というのも、もともとペンを強く握り締めて書いていたのですが、そのためかある日突然、
小指の下の方(小指球というのでしょうか)に異常に力が入るようになり、字が非常に書きづらく、
また持ち方も見るに耐えないものになってしまいました。(なんと人差し指が軽く浮いてしまうのです)
字を書くときに、人差し指や親指ではなく、小指で書いてしまう感じです・・・。

そこで、ペンの持ち方を矯正しようと思い、ネット検索をしていましたところ、こちらのサイト様に出会いました。
非常に詳しく解説しておられて、また掲示板へのコメントも大変丁寧にされていて感激しました。
こんなに丁寧に解説されているサイトや書籍は本当に見たことがありません。
今は正しい持ち方を特訓中ですが、私の場合、以前のクセが強すぎて、小指の下の方に今も力が入りすぎてしまいます。それが大きな課題であり、悩みです・・・。

ですが、解説にも書かれていたように、ゆっくりとあきらめず、脳にインプットされるまでがんばっていこうと思います。
実は以前も矯正を試みたことがあったのですが、同じ理由でうまくいかず挫折してしまいました。
でも、今回こちらのサイト様に出会えたことで続ける気力が湧いてきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

uta 09-03-28 (土) 6:28

>>ゆみこさん

はじめまして。
大変うれしいお言葉、ありがとうございます。
ゆみこさんの仰る「小指の下の方」にあたる部分をこの記事では「手の平のぐりぐり」と表現していましたが、
「小指球」が呼び名なんですね。参考にさせていただきました。

実際に持ち方を拝見してみないと何とも言えないのですが、
ゆみこさんのお悩みや症状から察するに、恐らく持ち方のフォームを改善するだけでは抜本的な解決に至らないかもしれません。
ペンを強く握り締めるクセから派生した、無意識下で小指球を圧迫する問題も改善していく必要がありそうです。
その上で1つおすすめしたいのが、万年筆です。

多くの人は、紙に凹凸が残るほどにペン先を押しつけ、力強く書くのを好む傾向にありますが、
インクを出すだけなら、ペンの自重だけでもしっかりと出てきます。
そのことを最もよく体感できるのが万年筆なんですね。
もしお持ちでなければ、ペン先に高級万年筆と同じ合金が使用されている「プレピー万年筆」(210円)をお試しください。

万年筆の重さだけを頼りに上下左右に動かしてやるとインクも追従して線が発生します。
そこに指先の繊細な力が加わることで、筆圧の抑揚や止め、払いなどが表現でき、文字が書けるようになります。
つまり、字は力を入れなくても書けるものなんです。同様に小指球への圧迫も本来であれば必要のない力です。
「手の力は飽くまで字を書くためのサポート役であり、主役にはなり得ない」
そのような意識を念頭に置いて万年筆を常用し続ければ、ゆみこさんのお悩みも次第に緩和されるのではないかと思います。

長くなりましたが、解決の糸口になれば幸いです。

カレット 09-04-02 (木) 15:01

薬指、小指の曲げ具合がよく分かりません。
曲げるのを意識しすぎると力が入ってしまい、のばしてみるとペン先が紙から離れてしまいます。

uta 09-04-05 (日) 11:40

>>カレットさん

使用する筆記具によって小指の曲げ具合は変わります。
万年筆のように寝かせて書く場合は気持ち曲げる程度でも十分ですし、立て気味に持って書くと小指の曲がりは強くなります。
一定に保つのが良いというわけではないようです。
快適に感じる小指の曲げ具合は、個人差がありますのでいろいろな角度を試してみてください。
筆記中の薬指は中指と連動しているため、深く意識する必要はないと思います。

ぶんた 09-04-07 (火) 0:22

資格試験の勉強中で大量に文字を書くのですが、
てのひらの疲れが酷く、試行錯誤で矯正を試みています
UTAさんと同じく、ドクグリGスペックを使っているのですが
上にもあったように各指の曲げ具合は、
卵を握ってる感覚っていうのがしっくりきました
ただ気になるのが一点、中指と薬指の位置関係です
もし機械があれば次回、ペンを握った状態で掌正面の写真をアップしていただけないでしょうか?
もしくはアドバイスよろしくお願いします。

uta 09-04-07 (火) 20:48

>>ぶんたさん

参考になるか自信がありませんが、中指と薬指の位置関係が分かる画像だとこんな感じでしょうか。
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701r.jpg
ドクターグリップ Gスペックを紙面に対して約70度の角度で持った状態です。小指・薬指・中指が緩やかな階段状に重なっています。
私が持ちやすいボールペンの持ち方に過ぎませんので、1つの例として参照していただければと思います。
それから、記事内の終盤に薬指の項目を追加しました。よろしければご覧ください。

oosaka 09-06-13 (土) 19:29

このサイトはすごく助かりました。
私は大学三年生で履歴書などを書くときに、
自分の字に自信がありませんでした。

私はこのサイトを見てから、大学2年性のときから、一年近くペンとの格闘が続き、ようやく自分のポジションに気付きました。

utaさん、私からのアドバイスですが、ペンを持つたまご理論がすごくわかりづからかったのです。
正直、私自身の「手の構造が悪いのかと思ったのです」そこまで追い込まれました。
どうしたら力を入れずに、字を正確に書くのか?
私がポジションを見つけたのは、小指を曲げると同時に「もちかたくんユビックス発展タイプ」でたまごを持つ感覚を叩き込みました、すると今までが何だったのかと思えるくらい手にホールド感が生まれたのです。
最初は、紙に小指さえ付ければ、安定するのかと思い、やっていましたが小指が「痛くて痛くて」散々でした。
こうした誤解を生まないためにも、ホールド感がわかりやすい、写真を添付すればいいのでは?

本当にこのサイトは役に立つサイトでした。
本当に感謝いたします。

uta 09-06-21 (日) 23:05

>>oosakaさん

私の方から一方的に文面で助言するばかりで、本当に役に立っているのか疑問に思っていたところ、
分かりづらかった点も含めてこのようにコメントしていただけるのはとてもありがたいです。
ありがとうございます。

やはり持ち方矯正器具も併用した方がより良い持ち方を習得しやすいようですね。
新しい器具も発売されているようで、私も実際に手にとって近いうちにレビューできればと思っております。

galaxy 09-11-15 (日) 16:26

はじめまして。数ヶ月前にこのサイトを見てから、だいぶ字がきれいになってきました。大変助かっております。
ただ、多少不具合というか疑問がでてきまして、よろしければご回答いただければ幸いです。

1.ペンの角度をたてるよう意識しているのですが、どうしても書いているとどんどん倒れてきてしまいます(角度が下がってきてしまいます)。倒れないように意識すると余計な力がはいって指が痛くなってしまうのですが、ペンの角度はずっと立てたまま90度近くを維持できるものなんでしょうか?
*写真を見る限りペンの棒の部分は人差し指の第一関節の曲がっている部分で固定されているように見えるのですが、私の場合はどんどん下がってきて棒の部分が人差し指の付け根らへんにくるくらいまでペンが倒れてしまいます。角度的に45度くらいでしょうか…

2.私は資格試験のため、急いで、きれいに、かつ大量に字を書かなければならないのですが、書いていると腕が痛くなってくるのですが、まだ持ち方に慣れてないからなのでしょうか?それとも腕がきついというのは持ち方自体が悪いかもしれないからなのでしょうか?UTAさんは大量に書いていてもまったく若しくはほとんど手の疲れや痛みがないのでしょうか?

漠然とした質問で申し訳ありません。よろしければアドバイスお待ちしております。

uta 09-11-15 (日) 21:56

>>galaxyさん
実際に持ち方を拝見しないと何とも申し上げられないのがお決まりのフレーズになってしまい大変心苦しいのですが、
私の経験則による返信でご容赦ください。

- 1.筆記中にペンを維持する角度が変わってしまう問題について -

望ましい持ち方の前提として、ペンの角度は常に一定角度を保つようにしてください。
その角度が変わってしまうとすれば、
・ペンの角度が本人にとって相応しくない
・持ち方自体に何かしら問題がある
などの原因が考えられます。

galaxyさんの場合、人差し指の付け根でペンを支えてしまうことをご自身で問題視されていましたので、
この方面から改善点をご指摘させていただきます。

以下の画像をご覧になるとその特徴が分かると思うのですが、
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701l.png  (ボールペンの持ち方)
手本となる持ち方では、人差し指の第二関節から指先部分を「ペン軸に巻きつけるようにして」支えています。
その結果として、90度近い筆記角度が保たれている点にご留意ください。

一方で、人差し指の巻きつけが緩くなると筆記角度も下がります。
デスクペンの持ち方を例にとると分かりやすいでしょうか。
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701j.png  (正面から)
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701i.png  (側面から)

巻きつけるという表現は、やや極端かもしれません。
そのような意識で該当部分をペン軸に這わせてみてください。直角に近い筆記角度が得られるはずです。

ただし、ご使用になられている筆記具によっては、90度近い筆記角度が望ましいわけではありませんので、
その都度、心地よい筆記角度を人差し指の巻きつけ具合で調整してみてください。

- 2.長時間に渡り速記する際の腕の痛みについて -

持ち方を矯正した上での筋肉痛は、1ヶ月もあれば無痛となるはずです。
しかし、数ヶ月に及ぶ痛みとなると、持ち方や姿勢に起因しているかもしれません。

腕にまでいたる痛みは、私自身経験したことがないため、恐る恐るのアドバイスになってしまいますが、
持ち方は上記の1を参照していただいてしばらく様子を見るとして、
姿勢については下記のリンクを参考にしてみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/myab_m/2079178.html  (見違えるようにきれいな字になる正しい姿勢! )
姿勢に関しては、単純に背筋を伸ばせば良いというわけではなく、
肘を置く角度、左手を添える位置などについても注視してみてください。

また、受験される資格試験において筆記具の制約がないのであれば、
万年筆もしくは水性・ゲルインクボールペンをご使用になられることを強くおすすめします(既にご使用中であれば蛇足となります)。
油性ボールペンで大量に文章を書くとなると、万年筆などに比べてインクを出すための筆圧が数倍必要になるため、
それだけ疲れや痛みが発生しやすくなります。
私も油性ボールペンの筆記に限っては指の疲れがひどいです。
持ち方を改善しても、筆圧が高いままでは望ましい持ち方のメリットをすべて享受できませんから、
「字は力を入れなくても書けるもの」という意識を体得するためにも、インクフローの良い筆記具をぜひご利用ください。

長くなりましたが、解決の糸口になれば幸いです。

galaxy 09-11-16 (月) 22:38

迅速なお返事ありがとうございます。
指を巻きつける感覚というのはとてもしっくりきました。また、姿勢のサイトまでありがとうございます。質問には載せませんでしたが、姿勢や書くときの紙の位置も気になっていたので大変助かりました。
まだまだ新しい持ち方になれませんが、これからもこちらのサイトを参考に日々精進したいと思います。
本当にありがとうございました。

pikuminn 09-12-30 (水) 13:26

なんか、ぼく字が下手だったんですけど
この持ち方でやってみたら、最初は、あまりうまく書けなかったけど
だんだん慣れて、すごくきれいにかけました。
ありがとうございました。
これをいかし、いろんなひとにも、このただしいもちかたができるようになればいいと思います。
本当にありがとうございます。

uta 10-01-01 (金) 9:21

>>pikuminnさん
うれしいコメントをありがとうございます。
新しい持ち方に慣れるまでにはしばらく時間がかかりますから、根気強く続けてください。
分からないことがあったらまた来てくださいね。

ひろひろ 10-01-28 (木) 19:50

すごい!
早速試してみたら一気に字が見違えるようになりました。
今まで字配りや字の形ばかり練習してたんですけど、筆圧のことに詳しく触れてある本て無かったので目からうろこが落ちました。
僕の場合は筆圧が最大の原因だったようです。

感謝感謝です。ありがとうございます。

uta 10-01-30 (土) 0:16

>>ひろひろさん
「一気に字が見違える」ってなんだかわくわくする表現ですね。
私自身は、持ち方を変えても劇的な変化を感じられなかっただけに羨ましいです。

こちらこそ貴重な体験談をありがとうございました。

けいちゃん 10-02-21 (日) 2:00

早速なんですが、私は左利きで気づいたらいつもペンの上部が上の方向に向いてしまうんです(わかりにくい説明ですいません)。つまりこのページに載っていた写真のペンの向きがぎゃくなんです・・・
いったいこれからあの写真のような持ち方にしていくにはどうすればいいでしょうか??

nobu 10-03-06 (土) 9:41

08-08-04での親指の質問に対し、utaさんが08-08-06で返答されていますが、同じ悩みを持つ者です。
親指が書き始めは軽く曲がっていますが、直ぐにL字形に直角に曲がってしまいます。その結果、筆圧が高く、筆記速度も遅い。1cm四方の文字を書いているとき、指先だけが動いており、肘・肩は動いていません。「プニュグリップを付けても90°に親指の第一関節が曲がります。「もちかたくん(標準タイプ)」の場合は、軽く曲がる程度におさまっています。小指は第一間接あたりが紙面に接しています。
軽やかにスラスラと文字が書けないものかと、悩み続けています。アドバイスをお願いします。

uta 10-04-11 (日) 23:28

返信が遅れてごめんなさい。

>>けいちゃんさん
画像のいくつかを反転させて左利き用にしてみました。
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701j.png
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701t.jpg
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701u.jpg
違和感があるかもしれませんが、こちらを参考に再度トライしてみていただけますか。

>>nobuさん
流れるように書くための条件として、筆圧は低めが望ましいです。
そして、その筆圧をコントロールする重要な要素は、実は精神的な側面が大きいんです。
「ふんわり書いてみよう」そう思うだけで、筆圧は簡単に抑えられます。
しかし、持ち方がうまくないために、自然と元の筆圧に戻ってしまう。
持ち方の矯正は、筆圧を楽に調整するための土台作りと考えてください。
この土台が強固であるほど、疲れにくい筆記が可能となります。

さて、nobuさんの場合は、親指の第一関節の角度を問題視されています。
親指をL字状に曲げてしまうと指先でペンを支えるため、親指の腹で支えた場合と比べて、
・面ではなく点に近い状態で支える。
・よって、安定性が悪く、筆圧が低いとだらしない筆跡に。
・また、爪先周辺に負荷が溜まり、疲れやすい。
このようなデメリットが考えられます。
なるべく面で支えるようにして負荷を分散してください。

そしてここからが重要かつ、伝えるのが難しいところなのですが、
基本的にペンの自重だけで線は書けます。力はいりません。
にもかかわらず、多くの人は力を入れて書きます。
だらしない線となるからです。
線を安定させるために、多くの人は力を入れて書きます。
でも、力を入れずとも線は書けるのです。

「ペンの自重に任せつつ、安定した線を書くためには」
を実現するための方法を模索してみてください。
軽やかにスラスラと文字を書くための答えは、ここにあると私は考えます。

パン職人 10-04-19 (月) 18:32

スポーツや歌においても言えることなんですが、上手な人の動きを間近で見ると、
イメージがつきやすいと思います。YouTubeに動画をあげてもらえないでしょうか。
(横からのものと、上からのもの、両方あると助かります。)

uta 10-04-20 (火) 18:27

>>パン職人さん
長々と文章を読まされるより、3分の動画で説明された方がずっと分かりやすいですよね。
ただ、動画をアップロードする環境が整っていないため、当分その予定は先になりそうです。
申し訳ありません。

nobu 10-04-25 (日) 13:29

ご返答ありがとうございます。
軽やかにスラスラと文字を書くためには、「ペンの自重に任せつつ、安定した線を書く」ための方法を模索してみるとのことですね。
ペンの自重で線が書けることはわかっており、線を引くだけなら筆圧を弱くして書けます。ヨコ線だけなら、親指を軽く曲げるだけで大丈夫です。
タテ線になると、親指の曲がりがややきつくなり、文字を書くとL字形になってきます。
もち方は「正しいペンのもち方」としてネットで公開されている写真を参考にしています。矯正器具も使用していますので、とんでもない間違ったもち方をしているとは思えません。
しいて言えば、薬指が小指の真上でなく上部(爪側)にズレて乗っている感じです。
模索方法をいくつか教えていただけないでしょうか。

uta 10-04-25 (日) 15:59

>>nobuさん

タテ線を引く場合は、人差し指をナビゲータにして手前に「クン」と曲げる感じで引いてみてください。
同時に親指はL字形に曲がってしまいますが、これは関節の自然な動きであり問題ありません。

親指の過度なL字形を改善したい場合、二通りの方法があります。
問題がある持ち方を維持した状態で、
・用紙に触れる「手のひらのぐりぐり」を少し手前(自分の側)に置いてください。
・もしくは、ペン先を奥に置いてください。
親指の曲がり具合が緩和されるはずです。

実際に拝見しないと何とも言えないのですが、
個人的には「手のひらのぐりぐり」の置く位置を調整してみると何か変化が得られるのではないかと思います。

nobu 10-04-29 (木) 6:22

utaさんへ

ご返答ありがとうございます。
人指し指を手前に「クン」と曲げる感じでタテ線をひくことを意識しながらやってみます。

次の箇所の説明に関し、教えてください。
・用紙に触れる「手のひらのぐりぐり」を少し手前に置いてください。
『少し手前』とは、小指球を自分の体の方に近寄せるということですか。

・もしくは、ペン先を奥に置いてください。
これはペンを持つ位置を変えるということですか。私の場合、人指し指の先端からペンの先端まで2.5センチ程の距離がありますが、これを3センチとかにしてみるということでしょうか。
あるいは、『「手のひらのぐりぐり」を少し手前に置いてください。』の反対で、体より離してみるということですか。小指球を近寄せたり、離したりして適当な位置を探すということですか。

お手数ですが、宜しくお願いします。

uta 10-04-29 (木) 12:21

>>nobuさん

説明が分かりにくかったですね。ごめんなさい。

>『少し手前』とは、小指球を自分の体の方に近寄せるということですか。
その通りです。

>ペン先を奥に置いてください。これはペンを持つ位置を変えるということですか。
いえ、ペンを持つ位置は基本的に変えないでください。

まず、親指がL字形となってしまう問題の持ち方を再現してみてください。
その状態で、小指の位置を固定したまま、小指玉との間隔を空けてください。
すると、親指の角度がゆったりしませんか。

「ペン先を奥に」の場合も同様に、問題のある持ち方をまず再現してください。
その状態で、小指と小指玉の位置を固定したまま、
ペン先(インクの出る箇所)を1cmほど体から離した位置に置いてください。
すると、親指の角度がゆったりしませんか。

この様な説明でいかがでしょうか。

nobu 10-04-29 (木) 16:55

utaさんへ

早速のご返答ありがとうございます。

よくわからないので、質問します。
『小指の位置を固定したまま、小指玉との間隔を空けてください。』とは、何と小指球との間隔をどのように空けるのでしょうか。

『ペン先(インクの出る箇所)を1cmほど体から離した位置に置いてください。』とは、人指し指を伸ばし、中指でボールペンを少し持ち上げ気味にすることでしょうか。言い換えれば、立て気味のボールペンを少しねかせて持つということでしょうか。

宜しくお願いします。

uta 10-04-29 (木) 17:27

>>nobuさん

補足説明しますね。

まず、親指がL字形となってしまう問題の持ち方を再現してみてください。
次に、小指とペン先の位置を固定したまま、「小指」と小指玉との間隔を「親指の角度が緩やかになるまで」空けてください。

それぞれの指にかかる負担を最小限にすると、長時間に渡って疲れずに筆記できます。
また、軽やかにスラスラと文字を書ける要因にもなります。

>言い換えれば、立て気味のボールペンを少しねかせて持つということでしょうか。
はい、その通りです。
ただ、ボールペンを持つ推奨角度は基本的に60度~90度なんですね。
どこまで妥協してペンを寝かせて持つかは試行錯誤してみてください。

nobu 10-04-30 (金) 20:40

utaさんへ

1日考えましたが、わかりません。
どのようにしたら、「小指と」小指球の間隔を「親指の角度が緩やかになるまで」空けられるのでしょうか。全く想像がつかないのですが・・・。

宜しくお願いします。

uta 10-04-30 (金) 21:30

>>nobuさん

するとたぶん、nobuさんが実践している持ち方と、私が想像しているnobuさんの持ち方がかい離している
可能性があります。恐らくこれ以上のアドバイスは、文章のみでは難しいです。
お手数ですが、nobuさんの持ち方の画像をメールフォームから送っていただけますか。
言葉足らずでごめんなさい。
お力になれなくて申し訳ないです。

nobu 10-05-01 (土) 5:47

utaさんへ

私の持ち方は、utaさんのボールペンの持ち方(掲載されているもの)をやや寝かせたかたち(ペン先と反対側のボールペンの上部が人指し指のつけ根あたりに触れています)で、親指をL字形にして、ボールペンをもっています。

あいにく、画像を送る方法がわかりません。
今まで記載されている多くのアドバイスを見ながら、持ち方を直していこうと思います。

色々アドバイスをしていただき、ありがとうございました。

はう 10-05-11 (火) 21:23

こんにちわ

一応書道六段を持っているのですが、ボールペンだと滑るような感覚がしてうまく書けません(汗

あと、小指を支点にするとのことですが、そうするとたとえば 神という漢字を書く場合
申 の部分がつぶれてしまいます。
小指を支点にすることで、右方向への動きが阻害されてしまっているように感じます。なにかアドバイスなどございますでしょうか

uta 10-05-13 (木) 3:03

>>はうさん

はじめまして。

確かに小指を支点にした場合、左から右へ書く線が阻害されてしまいますね。
小指は単なる土台として置いてもらって自由に動かし、「手のひらのぐりぐり」(小指球)を支点とした方が書きやすいと思います。
そして、一文字書くごとに小指玉を書きよい位置に適宜移動させながら筆記する、というのが私の書き方です。

そうすると、今までのコメント欄に出てきた支点という言葉の使い方に語弊が出てきますね。
混乱させてしまってごめんなさい。

TZ 10-05-21 (金) 20:41

こんにちは。現在司法試験目指して勉強中のものです。司法試験では、書くスピードときれいさがあるものが圧倒的に有利で、自分は字を書くスピードもきれいさもないので、持ち方をものすごくいろいろ試していました。このページに出会ってなるほどって思えました。ありがとうございます。

中指と親指で固定するというイメージはわかるのですが、そうすると手で持っているというより、指先で持っている感覚になってしまうのですが、それでよいのでしょうか。

あと、字のきれいな親にペンの角度がほほ垂直に立っていて変。自分の側にもっと寝せて書いたほうがよいといわれ、直そうとしたのですが、ペンを寝せると字がかすれてしまって、妙に指先が詰まって自由に手を動かせず書けなくなってしまいます。確かに寝せた方が、滑らかにかけるような感じがするのですが、立たせたままでよいのでしょうか?(早く字が書けるようにないたいです)

uta 10-05-23 (日) 17:29

>>TZさん
はじめまして。

個人的には、手で持つイメージの方が疲れにくいと思います。
私の場合、
・親指の腹部分
・中指の爪の付け根あたり
・人差し指全体(特に付け根)
でペンを支えて持っています。
画像に当てはめると、
http://cumacuma.jp/images/penji/diary/070701i.png
です。
中指・親指だけでは安定性に欠けるかもしれません。
もう一点、支える場所を作ることをオススメします。

お使いの筆記具がボールペンであれば、ペンの角度が直角であっても問題ありません。
早く書くためのコツは、実は私も探求中なんです。
疲れにくい持ち方を実現すれば、大量の筆記においても書く速度が緩まず、結果的に早く書ける、
ということぐらいでしょうか。

司法試験の方、がんばってくださいっ。

sasa 10-05-28 (金) 2:09

字が汚くて悩んでいましたが、このページで無駄な力が入っていたことが分かりました。ブログの内容と、コメントを読んで、すごく参考になりました。ありがとうございます。

ところで横なのですが、nobuさんとutaさんの会話で気になったところがあるので教えていただけると嬉しいです。
私はおそらくnobuさんと同じもち方なのですが、

>次に、小指とペン先の位置を固定したまま、「小指」と小指玉との間隔を「親指の角度が緩やかになるまで」空けてください。

とは、小指をグーの状態から少し広げる→それについてる薬指、中指も広げる、ペンがちょっと横になりペン先が前に行く→それについてる人差し指、親指も伸びる(広がる)、よって親指がL字でなくなる。
ということでよろしいでしょうか?

もしお時間があればお答えいただけると嬉しいです。

uta 10-05-29 (土) 5:29

>>sasaさん

そうですそうです。
nobuさんとの会話では2つのやり方を説明したのですが、いずれにしろ、
ペン先を前に突き出せば、それに伴って人差し指と親指が伸びる→すると、親指がゆったりできる。
という効果を狙っています。
つまりは、ペンの角度を寝かせて書くということなんです。

指の長さには個人差があるので、一概にこうだとは言えないのですが、ひとつの改善策として試してみてください。
補足説明どうもありがとうございました。

sasa 10-05-29 (土) 12:10

お返事ありがとうございます。
あれからお手本の写真と自分の手とを、アングルを同じくして観察しました。どうやら私は持ち方以前に手が寝てたようです。小指全体がべたっと紙面について、体重がのってました。

横から見ると写真のように親指が見えるだけでなく、手のひらが見えました。真上からは親指と手の横が見えます。普通はマウスをにぎるように手の甲が見えるはずなのですね。これが卵を収める、とはこういうことだったのですね。姿勢が悪いのも手置き方からきている気がします。

手を起こして、手の甲が見えるようにすると、親指も自然に伸びました。小指の第一関節と小指球だけが付く、というのも理解できました。

このページのお陰で、ペンの持ち方以前の手の起き方に気づく事ができました。ありがとうございます。

uta 10-05-30 (日) 5:48

>>sasaさん

なるほどー。
自分の中では再現できていると確信できても、よくよく見れば、大事な箇所が成っていない。
そんなパターンもあるのですね。
最終的には、やはりご本人の「気付き」に懸かっていますから、思い込みをいかに排除できるかも重要視されますね。
難しい問題ですが、sasaさんはその点をやってのけたと。すごいと思います。

「マウスをにぎるように」のくだりはとても分かりやすかったです。
こちらこそありがとうございました。

nobu 10-06-11 (金) 20:31

sasaさんへ

utaさんとのやり取りの中で、理解できなかった次の点が、sasaさんの5月28日の次の説明で理解できました。ありがとうございます。

<理解できなかった点>
 4月29日のutaさんの説明
 まず、親指がL字形となってしまう問題の持ち方を再現してみてください。
 その状態で、小指の位置を固定したまま、小指玉との間隔を空けてください。
 すると、親指の角度がゆったりしませんか。
 (小指の位置を固定したまま、どうやって小指球との間隔を空けるの?)

<5月28日のsasaさんの説明>
 小指をグーの状態から少し広げる→それについてる薬指、中指も広げる、ペンがちょっと 横になりペン先が前に行く→それについてる人差し指、親指も伸びる(広がる)、よって 親指がL字でなくなる。
 (小指を動かしてもいいのですネ!)

utaさんへ
的確なアドバイスをしていただいているのに、理解できなくて済みませんでした。

uta 10-06-13 (日) 22:29

>>nobuさん

何か得るものがあったのですね。よかったです。
すると、「小指の位置を固定する」→「小指を接紙させる位置を固定する」だと語弊が少ないかもしれません。
小指自体は自由に曲げ伸ばししても大丈夫です。
いずれにしろ、私の説明不足でした。すみません。
改めてよかったです。

すがり 10-06-28 (月) 17:59

こんにちわ。書き順を覚えなおしたら”醜い字”が”汚い字”に進化し、喜んでいたのですが
とにかく手・腕が疲れる。力が入り過ぎというコトに気づき、グーグル先生でここに辿りつきました。
角度は意外でしたね。角度と卵の持ち方実践した所、オシャレな髭を蓄えた執事のような字が書けました。
ありがとうございます。返事はいりません。

ishigamin 10-08-10 (火) 19:20

こんにちは。

このサイトのおかげで、物を書くときの手の疲れがなくなりました。
ありがとうございます。
矯正して1ヶ月くらいになりますが、
未だに字がへろへろになってしまいます。
デスクペンを使っています。
何が悪いのか分かりません。

なにかアドバイスをいただけるとうれしいです。

uta 10-08-12 (木) 7:15

>>ishigaminさん

矯正をはじめて1ヶ月とのことで、新しい持ち方が馴染むにはまだ時間がかかると思います。
手にかかる負担が少なくなったのは良い傾向です。
現在の持ち方に不満がなければ、その状態を維持しつつ、ペンへの握力・筆圧を若干高くするなどしてみてください。

線自体は、ペンの自重だけで十分書けます。あとはどの程度指先に力を加えればペン先を自在に動かせるのか、
その辺を試行錯誤してみると改善点が見つかるはずです。

ishigamin 10-08-14 (土) 20:29

>>utaさん

コメントいただきありがとうございます。

ペンへの握力、筆圧を高くする事で少し書きやすくなりました。
最近は筆圧を全くかけていませんでした。
1ヵ月でもまだまだなのですね。

ちなみに、ボールペン、シャーペンもデスクペンと同じ角度が書きやすいのですが、
それでよいのでしょうか?
それとも、ほぼ直角に書く事にトライした方が良いでしょうか?
このページでは直角を推奨しているようですが、
デスクペンを使いなれているので直角すると新たな書き方を
またマスターしなければいけないと思い、負担です。

uta 10-08-15 (日) 9:04

>>ishigaminさん

「ボールペンは直角に持った方がいい」というのは、あくまでインクフローを良くするための角度に過ぎませんので、もし負担になるのであれば、書きやすい角度のまま手に覚えさせてください。

持ち方を一度定めてしまえば、1ヶ月間でだいぶモノにできると思うのですが、その間に違和感なり修正したい点が出てくるため、「無意識下で望ましい持ち方」を実践するにはさらに時間がかかってしまうようです(私の場合

ishigamin 10-08-26 (木) 16:25

>>utaさん

お返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
アドバイスいただきありがとうございます。
いろいろ試行錯誤してみます。

urufu 10-09-01 (水) 14:50

ボールペンを持つと、どうしても中指が痛くなるのですが、どうしたらいいでしょうか。

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