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水月昭道 (2010)『ホームレス博士: 派遣村・ブラック企業化する大学院』 光文社新書 479、光文社。 [http://www.amazon.co.jp/dp/4334035825]

いやまあねえ。ここで描かれてる専任は昔の大手さんだな。 専任も最近は任期入れようとか、研究費は外部のものだけですとか、 そういう話もいろんなところから聞こえてくるし。 コマがなくなったんで解雇みたいな話もあるし。 学部自体がなくなって解雇もたくさんあるし。 メーリスに〈お前ら拠点校は支援するのに泡沫は見捨てるのか〉のような 怨嗟の声が投稿されたりとかも、ねえ……。
;; なんだけど、今まで大学になかった肩書が増えて高給取りの人が 空から降ってくるとかはよく聞くし。

ついで言うと、高校以下も状況は似た感じになっている。

とはいえ、院生や非常勤専業、OD の悲惨さは異常。 出口を考えずに作って、競争原理だもんねとお茶を濁すのは止めて欲しいなあと。

;; けど、数字が好きな人たちがねえ……。 というか数字しか見てないんじゃないかと。 大学が生き残るために数字が必要ってことで、犠牲にされるのはねえ。はあ……。