(cache) 天空まで伸びる「光の柱」 愛知の国際芸術祭 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 天空まで伸びる「光の柱」 愛知の国際芸術祭


     名古屋城の広場から空に伸びる巨大な光の柱=24日午後6時25分、名古屋市中区

     名古屋城の上空に24日夜、真っすぐに空に伸びる光の柱が出現した。名古屋市で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県などの実行委主催)の参加作品の一つで、岐阜市出身の芸術家池田亮司さん(44)が演出した。

     名古屋城の広場に光源のサーチライト64台が据えられ、ゆったりとした高音の電子音が流れた。ライトは午後5時ごろ点灯、始めは見えなかった光線が闇が深まるにつれ、虫やちりを金色にきらめかせ、次第に光の束となって夜空に屹立した。

     光や音などで空間全体を芸術として「体感」してもらう手法。名古屋市の会社員櫛谷杏菜さん(27)は「集中力が高まり、引き込まれるような感じ。いろんな角度と距離から見てみたい」と話した。

     池田さんは電子音楽の第一人者でパリ在住。2008年にパリの「白夜祭」で、高層ビル前に今回のような光の柱を披露し、注目を集めた。

      【共同通信】