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【芸能・社会】

浅沼稲次郎氏追悼の演説会、幻に 刺殺50年、民主代表選が影響

2010年9月27日 08時54分

 1960年10月、右翼の少年に刃物で刺される浅沼稲次郎社会党委員長=東京・日比谷公会堂

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 浅沼稲次郎社会党委員長が右翼の少年に刺殺されてから50年になるのを受けて、事件で中断された各党首による立会演説会を「完結」させようと、浅沼氏と面識のある有志が現場の東京・日比谷公会堂で演説会を計画。しかし、今月の民主党代表選でスケジュール調整が困難になり、演説会は27日までに幻に終わった。

 企画したのは「浅沼稲次郎追悼集会実行委員会」。実行委では、代表選を前に「現職の菅直人首相が勝っても、スケジュールの調整が難しい」との悲観論が相次いだ一方、「小沢一郎元幹事長が代表になり、出席を即座に決めてくれたら実現するかも」との楽観論も出ていた。

 結局、代表選の結果を待つことになったが、菅首相の続投となり、正式に開催を断念した。

 実行委世話人の下山保さん(72)は「浅沼さんを知っている人の多くは高齢だ。最後の機会かもしれないので、50年のイベントは何らかの形で実現したい」と話している。

(共同)
 

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