米俳優シルベスター・スタローン(64)が25日、東京・両国国技館で大相撲14日目を観戦し、16度目の優勝を決めたばかりの横綱・白鵬と対面した。主演および監督映画「エクスペンダブルズ」(10月16日公開)のプロモーションのため来日中のスタローンはスケジュールをやりくりして初の観戦。「組み合ってくれ」と横綱にサプライズで挑戦したが、豪快につり上げられ“完敗”。「さすがグランド・チャンプだ!」と感服した。
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さすがのロッキーも、連勝街道を突き進む無敵の横綱にはかなわなかった。
スタローンは「エクス‐」で共演し、「ロッキー4」のドラゴ役だったスウェーデン人俳優ドルフ・ラングレン(52)と相撲観戦。白鵬が勝った一番には拍手とガッツポーズで「ファンタスティック!」と盛り上がった。
その後2人は館内のロビーで、取組を終えたばかりの白鵬と対面。スタローンは「コングラチュレーションズ!」と祝福した。
横綱が「『ロッキー』が大好きなんだ。どうしていいか分からないよ」と緊張しているのを確認するや、「ちょっと、相撲の組み方を教えてくれないか」と挑発。白鵬も応じてがっぷりに組み、サプライズの異種格闘技戦のゴングが鳴った。
本気で上手投げをかけようとしたスタローンだったが、横綱に軽々と1メートルつり上げられ、あっけなく勝負あり。「僕は映画で格闘家をやったけど、君は本物の格闘家だ」と称賛した。
さらに、スタローンは、九重親方=元横綱千代の富士=(55)とも22年ぶりに再会。1988年に「ランボー3」で来日した際、千代の富士の相撲部屋や自宅を訪ねて以来の対面に「今の方が若いんじゃないか。引退なんか撤回しろよ」と現役復帰を促した。
スタローンはまた「次回作に出てほしい。一緒に戦うかもしれないね」と製作が濃厚の「エクス‐」の続編に出演オファー。これには親方も「うれしいね。これからも元気にいい映画をつくってほしい」とハリウッドデビューへ、まんざらでもない様子だった。
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