ミノワマン（右）とにらみ合う石井慧＝名古屋・ＬＡＣＨＩＣ
「ＤＲＥＡＭ１６」（２５日、日本ガイシホール）
ミノワマン（３４）と対戦する北京五輪柔道１００キロ超級金メダリスト・石井慧（２３）が２４日、名古屋市内で行われた前日計量と会見に出席。２２日の会見、２３日の亀田興毅からの激励の際とは異なり、緊張を隠せなかった。
８８キロのミノワマンより１９キロ重い１０７キロと体重が出た計量、そして会見を通して石井の表情に過去２日間で見られた笑顔はなく「緊張します」と率直に告白。「頑張ります」「やるしかないので、あしたはベストを尽くします」と、石井語録も不発に終わった。
これまで５分３回か３分３回の試合しか経験していない石井にとって１回１０分、２回５分のＤＲＥＡＭルールは初体験。人前に出るのも久々とあっては緊張も当然だが、黒星を喫した昨年大みそかの吉田秀彦戦の前日も緊張をあらわにしたことは記憶に新しいだけに、不安はぬぐえない。
対するミノワマンは、いつも通りの態度で「あすは石井慧選手を倒すのみでございます」と宣言。場数の違いが出た公開イベントとなった。
(２０１０年９月２４日)