村山副理事長「いい姿になってきた」

　日本相撲協会外部理事の村山弘義副理事長（元東京高検検事長）は秋場所千秋楽の２６日、両国国技館を訪れ「すべて滞りなく場所を終えられたことで非常に安堵している」と話した。

　野球賭博問題で謹慎者が続出した名古屋場所は理事長代行を務めた村山副理事長。通常開催に戻った今場所を終えて「いい姿になってきた。危機的状況で殺伐としていた先場所に比べ、少し雰囲気が和らいだ。今後は新たな公益法人として、大相撲という日本文化と伝統を保持していかねばならない」と神妙な表情を浮かべた。

　また２場所ぶりに生中継を再開したＮＨＫの福地茂雄会長は表彰式で白鵬に金杯を授与。「白鵬におめでとうではなく、ありがとうを言いに来た。お見事だった」と評価した。