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愕然調査!もし日本が外国から侵略されたら、どうしますか?

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
中村 修治/Life & Style
2.2
5,314
2010年9月26日 15:00

尖閣列島の一連の問題について、メディアがこぞって「民主党政権は弱腰だ」という批判を繰り返している。こういう外交が繰り返される中で、日本の国民が失っていくものがある。それは、領土問題という枠を越えた「国益の損失」があるような気がする。

平成3年は、湾岸戦争の影響を受けた数字なので特殊な傾向を示しているが、「何らかの方法で自衛隊を支援する」「武力によらない抵抗をする」の数字が、右肩上がりであるのが一目でわかる。


その一方で顕著に減っている数字がある。「わからない」とする回答率である。

昭和53年度には、全体の26.6%もあったものが、、、
平成21年度には、10.1%に減った。、


「わからいない」層は、そのほとんどが、有事の時に、何らかの支援や抵抗をする側になっているわけである。
http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-bouei/csv/h16-2.csv
※「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」表16-2より

日本国民に、外国からの侵略や有事の心構えが少しずつ形成されているこがこのグラフをみたらわかる。頼りない「外交」のニュースを耳にする度に、日本国民は、少しずつ腹を決め始めてきているということなのだ。

しかし、これは危険なことではないだろうか・・・。
外国から侵略されたらどうするかという問いに、何らかの抵抗をするという単純な答えをするのではなく、「わからない」と答える国民がたくさんいることが・・・日本という国の特長であり、魅力であると考える。言い換えると

「弱さの力」みたいなものを哲学し、逡巡している姿こそが日本そのもの

ではないだろうか。
そんな日本の精神的土壌を失うことが、一番の国益の損失である。

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