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石井 危なげなく判定で国内初勝利
<DREAM16>バックから攻め立てる石井慧(左)
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DREAM16は25日、名古屋市の日本ガイシホールで行われ、北京五輪柔道100キロ超級金メダリストでプロ格闘家の石井慧(23=アイダッシュ)はミノワマン(34=フリー)を判定で下した。判定で敗れた昨年大みそかの吉田秀彦戦以来、268日ぶりの国内復帰戦を白星で飾った。ライトヘビー級王座決定戦はゲガール・ムサシ(25=オランダ)が水野竜也(29=フリー)を下して初代王者に輝いた。
【対戦結果】
268日ぶりの日本のリング。国内初白星をもぎ取った瞬間、石井は安どの表情を浮かべた。「なんとか判定で勝てました。次また日本で早くやれることを願っています」とマイクアピールすると9304人の観衆から大きな声援が飛んだ。
入場では赤いマフラーを首に巻き、アントニオ猪木の入場曲「炎のファイター〜イノキボンバイエ」に乗って入場。会場の反応は冷ややかだったが、試合ではペースを握った。秘密兵器の左のロシアンフックは距離感が合わずに不発。しかし、大外刈りからテークダウンするなど寝技のうまさが光った。右足を取られミノワマンに関節技を狙われたときにも、巧みに体を回転させて外す冷静さも見せた。2Rも全く危なげない試合運びで3―0で判定勝ちした。
吉田に敗れた昨年大みそかから成長した姿を見せた。それでも「もう少し打撃ができるかと思ったが課題が残る試合になった。1本勝ちしないといけないと思い(力んで)打撃と寝技のつなぎがよくなかった。それに日本の試合は緊張しますね」と反省しきりだった。
次の目標はK―1参戦とプロレス挑戦だ。「打撃を強くするためにもK―1からオファーがあれば出たい」。もくろんでいた10月2日のK―1ワールドGP開幕戦出場はテレビ収録のため断念。12月11日の同決勝戦に参戦する意向を示した。
プロレスについては「実はIGFからオファーが来ている。猪木さんの入場曲を使わせてもらったので契約次第では戦います」と12月3日のIGF両国大会参戦へ前向きだ。対戦相手は「小川直也と戦いたい。ミノワマンとのタッグ戦でもいい」とミノワマンとプロレスでの再戦も希望した。
試合3日前に発表された緊急参戦でつかんだ国内初勝利。石井が再スタートを切った。
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