サブカテゴリー

PR:

遼くんツアー初のホールインワン!2位浮上

6番、石川遼(中央)はホールインワンを決めバンザイ(右はA・ドット)
6番、石川遼(中央)はホールインワンを決めバンザイ(右はA・ドット)
Photo By スポニチ

 男子ゴルフツアー・パナソニック・オープン第2日は25日、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部東コース(7255ヤード、パー71)で行われ、石川遼(19=パナソニック)が6番パー3でツアー初のホールインワンを達成した。強風の影響でアンダーパーは131人中わずか12人。全体のスコアが伸び悩む中、エースが効いて70で回り通算3アンダーとし首位に1打差の2位に浮上した。初日の雨天中止で54ホールで争う今大会。所属契約を結ぶパナソニック社主催の試合で石川が逆転で今季3勝目を狙う。通算4アンダーの小田龍一(33=Misumi)が首位に立った。 【第2R成績

 ギャラリーの拍手に包まれながらゆっくり歩いた。プロ3年目で、ツアー初のホールインワン。石川はグリーンに上がると、すぐにボールを拾い上げず、カップをのぞき込んで確認。おどけたポーズで笑いを誘った。

 「全体的に我慢の展開で、あのホールインワンをきっかけに自分らしいゴルフができたのかな、と思います」

 めまぐるしく方向を変える風に苦戦しスコアを落とす選手が続出。インから出た石川も歯がゆい展開が続いた。後半1番でボギーを叩き、5番で50センチにつけてバーディーを奪ってイーブンに戻し、6番を迎えた。

 ピンまで187ヤード。打ち下ろしを考えて「距離は166ヤード、風は右からのアゲンスト」と7Iで振り抜いた。やや左に流されたボールはピン手前1メートルに落下。3バウンドでカップインした。「ボールが消え、一瞬何が起きたか分からなかった。明らかに歓声が違ったので分かりました」。昨年6月の日本プロ選手権の練習ラウンド以来、生涯2度目のエースだった。

 工夫が生んだ奇跡だった。「ロボットのように同じ動きは毎日できない。イメージや体の調子、自分の感覚は毎日少しずつ違っていて、その辺の修正をしました」。前日まで1回だったワッグル(打つ前にクラブヘッドを軽く前後に振る予備動作)を2回に変更して、会心の一打につなげた。

 風も味方につけた。石川の直後に打ったドットは1度アドレスを解くほどだったが、石川の時には「強さも向きも一定だった」という。また、6番のティーグラウンドは芝が荒れていたため前日まで前方に変更されていたが、この日からプロアマ戦で使用した本来のティーに戻された。そうした変化にも冷静に対応した。

 パー3攻略は今季の課題の一つ。オーガスタなど海外の難コースを経験し「いいライから(グリーンを狙うショットを)打てるパー3がいかにチャンスかと思うようになった」。今季のパー3の累計スコアは16オーバーで全体の61位だが、後半戦は「うまく攻められるようになっている」と手応えをつかんでいる。

 エースの効果もあり、70で回り通算3アンダーとし首位に1打差の2位。「優勝スコアは6アンダーか7アンダーかな。きょうときのうより1、2打頑張ればいいのでイメージはできた」。ミラクルの勢いで逆転優勝を狙う。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月26日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

テニス

ゴルフ

大相撲

Go!アスリート

スポーツフィッシング

新製品

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲