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白鵬4場所連続の全勝V!天皇賜杯「今までより光っていた」

寄り切りで日馬富士を下し、4場所連続の全勝優勝を果たした白鵬
寄り切りで日馬富士を下し、4場所連続の全勝優勝を果たした白鵬
Photo By 共同

 大相撲秋場所千秋楽(26日・両国国技館)14日目に16度目の優勝を決めていた横綱白鵬は大関日馬富士を寄り切り、自己の持つ15戦全勝優勝の最多連続記録を4場所に伸ばした。通算8度目の全勝優勝で、双葉山と大鵬の歴代1位記録に並んだ。昭和以降2位の連勝は62となり、九州場所7日目まで勝ち続けると双葉山の69連勝に到達する。大関対決は琴欧洲が把瑠都を寄り切って10勝目、把瑠都は9勝6敗。かど番を脱出した魁皇と日馬富士は8勝7敗に終わった。三賞は11勝を挙げた新関脇栃煌山が技能賞を獲得、嘉風と豪風が敢闘賞を受賞した。新関脇阿覧と小結稀勢の里はともに7勝8敗。小結鶴竜は9勝目を挙げた。九州場所は11月14日から福岡国際センターで行われる。

 先場所の表彰式で悔しくて泣いた白鵬に涙はなかった。天皇賜杯が2場所ぶりに復活。歴代最多に並ぶ8度目の全勝優勝を遂げて重さ29キロの賜杯を手にした。「一番、喜んでいることです。今までより光っていた」と晴れ晴れした表情だった。

 日馬富士にやや押し込まれたが、右差しで反撃。左上手を引きつける盤石の寄りで初場所からの連勝を62に伸ばした。

 この日は激しい動きの日馬富士、前日は四つ相撲の琴欧洲。白鵬がどんな相手にも対応する力は、体の成長と無関係ではない。今は192センチの長身だが、入門当時は180センチ。16歳以降で12センチも伸びた。琴欧洲や把瑠都は既に大きな体で角界入りした。そのせいで腰高という弱点を持つが、白鵬にはそれがない。背がそれほど高くないときから相撲の基礎を学び、九重親方(元横綱千代の富士)が「若いのに、すべてにおいて秀でている」と絶賛する取り口が完成した。

 焦点は白鵬の尊敬する双葉山がつくった大記録、69連勝に移った。白鵬の妻・紗代子さんによると、以前は家でも双葉山のことを話題にしていたが、最近は口に出さなくなったという。紗代子さんが「現実味がわいてきたんだと思う」と説明する。

 九州場所で勝ち続ければ7日目に届く。白鵬は「自分が白星を重ねることで、1人でも2人でも喜んでくれたらうれしい。精進します」。第69代横綱が69連勝への夢をつなぎ、通常開催に戻った場所を締めた。

 ▽白鵬の話 最後まで自分の相撲を取れた。(天皇賜杯は)今までより光っていた。一番近い目標は谷風関(の63連勝)、それから双葉山関(の69連勝)に並びたい。自分が白星を重ねることで、1人でも2人でも喜んでくれたらうれしい。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月26日 17:39 ]

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