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【中国人船長釈放】米国務次官補「適切な決定」
このニュースのトピックス:領土問題
【ニューヨーク=犬塚陽介】クローリー米国務次官補(広報担当)は24日の記者会見で、尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で日本が中国人船長を釈放したことを「適切な決定」と評価し、日中間の「緊張が大幅に緩和されると信じている」と語った。
クローリー次官補は、決定は「正しい判断だった」と述べ、「成熟した国家同士が、外交を通じてどう問題を解決するかを示した」と評価した。
一方、米国は日中両国との会談を通じて「双方が早期解決を望んでいると感じていた」と語り、日本政府が米国に「法令手続きと国際法に従って解決することを保証していた」と明らかにした。
米国のクリントン国務長官は23日、日米外相会談で尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象になるとの見解を表明していた。
しかし、今回の事件については「本質的に中国と日本の2国間の問題であり、平和的に解決されることを望む」と述べるにとどめ、事件に関する見解を明確にしていなかった。