振興銀:社外取締役の弁護士、自殺か

2010年8月2日 12時41分 更新:8月2日 14時16分

 日本振興銀行(東京都千代田区)の社外取締役で弁護士の赤坂俊哉さん(51)が東京都目黒区の自宅で死亡していたことが分かった。警視庁目黒署によると、室内には遺書めいたメモが残されていたといい、現場の状況から自殺とみられる。

 同署によると、7月31日午前、家族が赤坂さんの自室を開けると既に死亡していた。着衣に乱れはなく、外部からの侵入の形跡もないことから自殺と判断したという。遺体の状況から死後数時間が経過しているとみられる。

 同行を巡っては、09年6月から今年3月まで行われた金融庁の立ち入り検査の際、前会長の木村剛容疑者(48)ら元幹部計5人が業務メールを削除したなどとして銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕されている。【神澤龍二】

 ◇振興銀「自殺とは聞いていない」

 一方、同行は「死因は心筋梗塞(こうそく)で、自殺とは聞いていない」と説明している。【清水憲司】

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