羽田空港:新国際線ターミナルビル完成 日本らしさ演出も

2010年8月2日 10時52分 更新:8月2日 11時3分

報道公開された羽田空港新国際線ターミナル出発ロビー=羽田空港で2010年8月2日、手塚耕一郎撮影
報道公開された羽田空港新国際線ターミナル出発ロビー=羽田空港で2010年8月2日、手塚耕一郎撮影

 羽田空港の新国際線ターミナルビルが完成し2日、関係者に対する見学会が開かれた。

 ビルは空港西側に整備中の国際線地区に建設された。地上5階建て、延べ床面積15万9000平方メートルで、出発・到着ロビーのほか105店が出店。このうち4階は江戸の町並みを再現し、手ぬぐいや風呂敷など和風の土産物屋が並ぶ。5階は日本が世界に誇るアニメやキャラクターの店舗が出店するなど日本らしさを演出。空港では初めて最新型プラネタリウムを導入した喫茶店もお目見えする。

 4日に関係者による完成式典があり、各店舗の内装などを進めて10月21日に供用開始。年間700万人程度の利用に対応できる。

 羽田空港には現在、韓国・ソウル、中国・北京と上海、香港に向けチャーター便が就航しているが、D滑走路の完成に合わせて10月31日から、欧米やアジアなどへ新たに国際線定期便が就航する。

 また、羽田空港に乗り入れている京急電鉄と東京モノレールは10月21日、新国際線ターミナルビルに接続する新駅を開業。第1、第2ターミナルに到着する国内線と国際線を乗り継ぐ利用客については運賃を無料にする。【平井桂月】

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