2010年7月30日 11時9分 更新:7月30日 12時11分
小惑星イトカワから帰還した探査機「はやぶさ」のカプセルが30日、相模原市立博物館(同市中央区)で初めて一般公開された。夏休み期間中とあって多くの親子連れらが訪れ、ガラスケース内のカプセルを興奮気味にのぞき込んでいた。
博物館は宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスの隣。開館の午前9時半には約2100人が列をつくり、同11時で約3時間待ちとなった。
午前4時半から並んで一番乗りした大阪府泉南市の会社員、篠原正樹さん(39)は「トラブルを回避して帰還させたスタッフの努力の成果を見たい」と話した。川崎市麻生区の中学3年、平田真由実さん(15)は「宇宙から帰ってきたのに燃え尽きずにきれいに残っていたので、びっくりしました」と感心した様子だった。
博物館での公開は31日まで(午前9時半~午後5時、入場無料)。【高橋和夫】