中国“謝罪の要求は当然”

9月26日 4時10分

沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事件で、中国外務省が日本に謝罪と賠償を求める声明を発表し、これに日本政府が反発していることについて、中国外務省は２５日夜、談話を出し、「謝罪と賠償を求めるのは当然の権利だ」と反論しました。

逮捕された中国人船長が帰国したことを受けて、中国外務省は日本に謝罪と賠償を求める声明を発表しましたが、日本政府は「中国側の要求は何ら根拠がなく、全く受け入れられない」とする外務報道官談話を出しました。これに対し、中国外務省の姜瑜報道官は２５日夜、談話を出し、「日本の行為は中国の主権と中国国民の権利を著しく侵犯したもので、中国としては当然謝罪と賠償を求める権利がある」と反論しました。中国政府としては、日本に対する強硬な姿勢をアピールすることで、国内世論の支持を得たいねらいがあるものとみられます。