沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で中国の漁船と海上保安庁の巡視船が衝突し、漁船の中国人の船長が逮捕された事件で、船長は処分保留のまま釈放され、まもなく石垣島の空港から中国政府のチャーター機で帰国します。
この事件は、今月7日、沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突したもので、海上保安庁は、漁船の*セン其雄船長(41)が立ち入り検査を妨害するために故意に漁船を巡視船に衝突させたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕し、取り調べを進めていました。那覇地方検察庁は、船長を今月29日のこう留期限を待たずに、25日午前1時半すぎに処分保留のまま釈放しました。船長は、こう留されていた石垣島の八重山警察署を車で出て、すでに石垣空港に到着している中国政府のチャーター機に乗り込んでおり、船長はまもなく午前2時半ごろにこのチャーター機で中国に帰国します。(*「セン」=「擔」のつくりの部分の文字)